7月15日には浦和レッズ対ドルトムント(ドイツ)戦のフジテレビ系の生中継で、副音声ながら解説者としてデビューする。小柳の批評を読んだことのあるスポーツライターの加部究さんは期待を語る。

「自分の視点で、みんなが的を射たと思えることを言える。サッカー界とのしがらみがないので、言うべきことを言えるのではないのでしょうか」

 今後も解説を続けるかどうかは決まっていないが、

「プロ解説者ではないので、サッカーに対する愛や分析、哲学を、小柳なりに語る場が増えればうれしいですね」(チーフマネジャー)

 サッカー愛のおかげで、ファンは艶っぽい声を“お久しぶり”にテレビで聞けるようになるかもしれない。

(本誌・吉崎洋夫)

週刊朝日 2017年7月28日号を加筆