試合前にシリア国旗を掲げた在日シリア人サポーター(撮影/大塚淳史)
試合前にシリア国旗を掲げた在日シリア人サポーター(撮影/大塚淳史)

 サッカー国際親善試合、日本対シリアが7日、東京・味の素スタジアムで行われ、1対1で引き分けた。

 東京の味の素スタジアムには約4万4000人の観客が訪れていたが、ごくだが、スタジアムの片隅には少数の在日シリア人も応援に駆け付けていた。

 親善試合とはいえ、日本に住むシリア人にとって重大な意味があるという。

 シリアといえば、2011年から激しい内戦が起こり、既に30万人以上の犠牲者が出たとされる。

 日本で金融関係の仕事につくジアさん(日本在住5年)は嬉しそうに語った。

「日本でシリア代表の試合を見るのは初めて。日本にはシリアの人々は多くはない。日本で応援できてとても興奮している」

 同じく金融業で働くオマルさん(日本在住3年)は、日本での母国代表の試合観戦は2回目という。

 シリアの国旗やミニフラッグを数十本用意してスタジアムに乗り込んだ。

次のページ