早慶より立教経営が第1志望も! MARCH・関関同立に異変あり (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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早慶より立教経営が第1志望も! MARCH・関関同立に異変あり

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同志社大今出川キャンパス (c)朝日新聞社

同志社大今出川キャンパス (c)朝日新聞社

 経営学部で学ぶ坂上沙織さん(21)も、受験生のときはその一人だった。

「高校生のとき、塾の先生から『立教の経営学部はグループワークが多くて、能動的に学べるよ』と紹介されて知りました。カリキュラムを見て、こんな学部は日本にはないと思ったんです。そのときから、早慶は第1志望でなくなりました」

 教育内容の目玉の一つは、大手企業と協力しながら学生が体験する「ビジネス・リーダーシップ・プログラム(BLP)」だ。

 例えば、「日本の食が豊かになるために、吉野家ホールディングスができることを提案せよ」というテーマが、同社から出される。学生は1チーム4~5人の全90チームに分かれ、ビジネスプランを立てる。資料を作り、コンテストでプレゼンテーションを発表し合って優勝を競う。

 プログラムを体験した佐橋瑞樹さん(21)は「僕もそうでしたが、自分一人で仕事をしてしまうタイプのリーダーがいるチームは成績が悪かった。一方で、メンバー間で協力できているチームは、コンテストで表彰されました。自分のやり方は間違っていたんだと気づけたことが、学びになりました」と話す。

 経営学部長の石川淳教授は、カリスマ性で引っ張るタイプのリーダーを育てることがBLPの目的ではないという。

「権限がなくても自分の強みを生かし、メンバーをフォローし、チームを少しでも前進させられる人間。そして、高い倫理性を持つこと。そういうリーダーを育てたいと思っています」

 最近は有名私大からの視察も多く、BLPは他大にも広がる。石川教授は「私たちが培った知識は、大学の内外に広く提供しています。BLPを受講した人や見学した人が口コミで評判を広げてくれるようで、経営学部が評価されている理由の一つだと思います」と言う。

 前出の倉部さんも「新設学部の強みは、これまでにない教育をゼロからつくれること。良い意味で、新時代の大学教育の実験の場となっている」とみている。


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