文芸誌が異例のアマゾン1位 手塚治虫初公開エロス画の魅力 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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文芸誌が異例のアマゾン1位 手塚治虫初公開エロス画の魅力

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新潮 2016年 12 月号 [雑誌] Amazonで購入する

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 埼玉県新座市にある漫画家・手塚治虫さんの生前の仕事場の書斎机には、鍵のかかったままの「あかずの引き出し」があった。没後四半世紀たった2014年、その引き出しとロッカーの合鍵が作られ、長女・るみ子さんが開けてみたところ、そこにはいくつもの原稿袋があった。その中に、ちょっとエロティックでなまめかしい絵が描かれた手塚さんの遺稿がたくさん見つかった。

 11月7日発売の月刊誌「新潮」12月号で、漫画家デビュー70周年企画として「手塚治虫のエロティカ」と銘打ち、未公開だった“手塚流エロス”が一気に公開された。

 文芸誌で漫画の、しかも絵そのものに関する異例の特集は反響を呼び、売り切れ店が続出したという。

「ツイッターなどウェブ上での反響が特に大きかったです」

 新潮社広報宣伝部は言う。発売前日の朝日新聞での報道も、爆発的に拡散した要因のひとつだという。

「一時的ではありましたがAmazonの雑誌部門の1位になり、重版もかかりました。文芸誌としてはなかなかないことで、驚いています」(広報宣伝部)

 なかには、〈週刊新潮買いに行かなきゃ!〉といった書き込みをした、おっちょこちょいもいたそうだ。

 誌面を飾るのは、動物に変身する女性、ボール状や自動車のような形に変形していく裸体の女性、赤ん坊から大人の女性に成長するさまは、「ふしぎなメルモ」の原型のよう。なまめかしさを持ちつつ、下品な感じはない。なにかのアイデアスケッチだったのか、単なる娯楽だったのか。「新潮」誌上でも、今もって何に使われたものなのかわからないと、るみ子さんは書いている。


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