真のボスはどこに…「勇者ヨシヒコ」と“都議会”に共通点?? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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真のボスはどこに…「勇者ヨシヒコ」と“都議会”に共通点??

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週刊朝日#ドラマ
(c)カトリーヌあやこ

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 漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏は、「勇者ヨシヒコと導かれし七人」(テレビ東京系 金曜24:12~)の初回放送で、都議会を比喩に使っていたことに触れる。

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 誰もが知ってるRPG「ドラゴンク……(ドラマ内ではピー音)」ネタがてんこ盛りな、このシリーズ。あくまでもお安くゆるく、出てくるモンスターはハリボテ。低予算な深夜ドラマの立ち位置を逆手に取った、お笑い冒険活劇なのだ。

 なんせ主人公の勇者ヨシヒコ役は、山田孝之。そのうさんくさい眉毛(いい意味で)がかもし出す、こってりとした顔面力。深夜との相性はバツグンだ。ボケとツッコミで大車輪な魔法使いメレブ(ムロツヨシ)と、紅一点のムラサキ(木南晴夏)らが繰り広げる、しょうもない呪文(「スイーツ」甘いものが食べたくなる、「ナマガワー」服を部屋干しの匂いにする)のコントは、毎回のお約束。

 戦士ダンジョー(宅麻伸)の、若い頃のニックネームは「課長 島耕作」。これね、制作会議してる時が、一番楽しそう。「そうそうそう、あるあるある」とか連発してそう。そして、ほんのちょっぴりしか出ない敵キャラ役に小栗旬とか綾野剛とか、スタッフや出演者のお友達的豪華なゲスト陣。このドラマを見ていると、やたら盛り上がってる文化祭を、なんとなく物欲しげに見守る他校の生徒の気分を、存分に味わえる。

 一応ゲームの通り、勇者とその仲間が、世界の平和を取り戻すために魔王を倒す旅に出る……というストーリーラインはあるけれど、物語はたびたび脱線。その脱線の源が、佐藤二朗演じる仏だ。毎回お告げと称して繰り広げる語りは、ほとんど放送事故。


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