「何と言っても検察の冒頭陳述で明らかになった、高知被告の薬漬け人生には驚いた」(※イメージ)
「何と言っても検察の冒頭陳述で明らかになった、高知被告の薬漬け人生には驚いた」(※イメージ)

 覚醒剤取締法違反(所持、使用)の罪などに問われた元俳優の高知東生(たかち・昇、本名・大崎丈二)被告(51)の初公判が8月31日、東京地裁で開かれた。離婚した元妻の高島礼子の姿はなかった。

 黒いスーツに身を包んだ高知被告と、逮捕時に一緒にいた元クラブホステスの五十川敦子被告(34)は、弁護人からの質問にも終始ボソボソと答える。さすがに憔悴(しょうすい)しきった様子だった。

「何と言っても検察の冒頭陳述で明らかになった、高知被告の薬漬け人生には驚いた」

 そう興奮気味に振り返るのは、芸能リポーターの石川敏男氏。

「10代後半のときに、原宿のテント村の外国人に誘われて初めて大麻を使用。20代のときには、ディスコで黒人の黒服から覚醒剤を購入した。火であぶって10回ほど使っていたそうです」(石川氏)

 覚醒剤から一時遠ざかったが、知人のパーティーで五十川被告と出会うと、2010年ごろから再び薬に溺れ始めた。

「(当時は)どうしたら女房に気づかれないか真剣に考えていた」(高知被告)というが、自分で入手ができなくなると、五十川被告に売人を探させた。落ちた闇はどこまでも深い。

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