「愛されてない感じがする」吉行和子がベテラン女優ならではの悩みを吐露 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「愛されてない感じがする」吉行和子がベテラン女優ならではの悩みを吐露

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週刊朝日
俳優吉行和子よしゆき・かずこ/東京都生まれ。1957年、舞台「アンネの日記」でデビュー。59年、映画「にあんちゃん」などで毎日映画コンクール女優助演賞、79年、映画「愛の亡霊」で、2014年、「東京家族」で日本アカデミー賞優秀主演女優賞。02年、映画「折り梅」で毎日映画コンクール田中絹代賞。映画「佐賀のがばいばあちゃん」(06年)、「おくりびと」(08年)、連続テレビ小説「ごちそうさん」(13~14年)など、出演作多数。映画「家族はつらいよ」は3月12日から全国公開予定。16年初夏には映画「海すずめ」「夏美のホタル」の公開が控えている(撮影/写真部・加藤夏子、ヘア&メイク/清水惇子[styleSTYLE])

俳優
吉行和子
よしゆき・かずこ/東京都生まれ。1957年、舞台「アンネの日記」でデビュー。59年、映画「にあんちゃん」などで毎日映画コンクール女優助演賞、79年、映画「愛の亡霊」で、2014年、「東京家族」で日本アカデミー賞優秀主演女優賞。02年、映画「折り梅」で毎日映画コンクール田中絹代賞。映画「佐賀のがばいばあちゃん」(06年)、「おくりびと」(08年)、連続テレビ小説「ごちそうさん」(13~14年)など、出演作多数。映画「家族はつらいよ」は3月12日から全国公開予定。16年初夏には映画「海すずめ」「夏美のホタル」の公開が控えている(撮影/写真部・加藤夏子、ヘア&メイク/清水惇子[styleSTYLE])

 いつまでも若々しく、気品と美しさが内面からにじみ出ている俳優の吉行和子さん。作家・林真理子さんとの対談で、山田洋次監督作品の舞台裏を語った。

*  *  * 
林:「家族はつらいよ」は、山田洋次監督の「東京家族」と同じキャストなんですよね。この映画、「東京家族」の撮影中に皆さんの雑談から生まれたって本当ですか。「またこのメンバーでやりたいね」って。

吉行:橋爪功さんや山田監督が、「この続きをやりたい」って話していたんですよ。でも私は途中で死んじゃう役ですから、「私は遺影でもいいですから、ときどき遺影が何かしゃべるのはどうですか」なんて言ってたんです。そしたらぜんぜん違う内容の映画になってね。同じメンバーでぜんぜん違う話というのは、今までにないんじゃないかしら。

林:吉行さんと橋爪さん、西村雅彦さんと夏川結衣さん、中嶋朋子さんと林家正蔵さん、妻夫木聡さんと蒼井優ちゃんと、夫婦やカップルの組み合わせも一緒なんですね。

吉行:蒼井優ちゃんは「東京家族」の前に山田組の映画に1本出てるんですけど(「おとうと」)、他のメンバーは初めての山田組だったんです。私がやってきた映画とは人数から何からまるでケタ違いで、昔の映画作りってこうだったんだろうと思いましたね。この期に及んでそういう経験ができてよかったです。

林:山田監督、いまでもデジタルじゃなくてフィルムでお撮りになるんですよね。

吉行:そうなんですって。すごく気骨のある方で、パワーがすごいんですよ。私ぐらいのトシになると、現場で監督に何か言ってもらえることって少なくなるんです。「セリフさえ言ってくれればいいや」みたいな感じで、愛されてない感じがすることがあるんですが……。

林:それは全面的に信頼されているからですよ。

吉行:でも山田監督は一人ひとりちゃんと見てらして、私のこともちゃんと見ててくださるから、心が躍りますね。


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