あなたは大丈夫? 境界性パーソナリティー障害を診断する9項目 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

あなたは大丈夫? 境界性パーソナリティー障害を診断する9項目

このエントリーをはてなブックマークに追加
週刊朝日#病気
「境界性パーソナリティー障害(BPD)」とは(※イメージ)

「境界性パーソナリティー障害(BPD)」とは(※イメージ)

 人間関係のトラブルが絶えない、感情が激しい、自分のからだを傷つけてしまう。パーソナリティー障害は、感情や行動、認知などのパターンが著しく偏っているため、社会生活にうまく適応できない精神疾患だ。

 パーソナリティー障害は、感情や衝動などの傾向から10タイプに分類されるが、その中で重症度が高く、病院を受診する患者の6割以上を占めるのが、「境界性パーソナリティー障害(BPD)」だ。

 長年BPDの治療に携わってきた帝京大学病院の林直樹医師と、BPDの専門的な治療をおこなう黒田クリニック院長の黒田章史医師に、診断基準や原因などについて聞いた。

Q 境界性パーソナリティー障害の診断基準を教えてください。

A「アメリカ精神医学会の診断基準が、日本でも広く使われています。次の九つの項目のうち五つ以上当てはまればBPDと診断されます。

【1】人に見捨てられないように、なりふりかまわない行動をする
【2】対人関係が不安定で激しい
【3】不安定な自己像や自己認識が持続する
【4】自分を傷つける可能性がある衝動的な行為が二つ以上の領域にわたる。浪費や性行為、アルコールや薬物の乱用、過食など
【5】自殺のそぶりや自傷行為を繰り返す
【6】強いイライラや不機嫌など、気分や感情が短時間で変動する
【7】慢性的な虚無感がある
【8】不適切で激しい怒りを抑えられない
【9】ストレスによって妄想的な思い込みや自分の行動に記憶がないなどの解離性症状が一時的に起こる

 このような症状からもわかるように、BPDは普通の人にある特徴の著しく極端なものです。普通の人と連続性があるため、診断に迷うグレーゾーンが多く、通常の社会生活を送ることができる人も多くいます。

 しかし、他の精神疾患を引き起こす原因になっているなど、問題の大きい場合は治療対象となります」(林医師)

Q 境界性パーソナリティー障害の原因は何ですか?


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい