室井佑月 札束で黙らせようとする政治家は「下品度MAX」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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室井佑月 札束で黙らせようとする政治家は「下品度MAX」

連載「しがみつく女」

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週刊朝日#室井佑月
「はっきりいって下品じゃない?」

「はっきりいって下品じゃない?」

 説得や議論をまともにせず、何に対してもお金で解決を図ろうとする政府や政治家の態度に、作家の室井佑月氏は「下品度MAX」だと指摘する。

*  *  *
 政府が沖縄県名護市辺野古の3地区に、直接、地域振興の補助金を交付すると発表した。

 辺野古、豊原、久志の3地区に、今年度分で計3千万円だって。

 すごいというか、エグいというか……。完全に、県や市町村、自治体ルールを無視。

(札束見せれば、いうこと聞くだろう)

 そういう態度は沖縄県民にとても失礼だと思うし、自分がそれをされたら許せないに違いない。

 たしかに、人間は目先の金に弱い。あたしだって、実際にものすごい金額の札束を重ねられたら、自分の意見を貫ける自信はない。

 けれど、される側とする側は、立場が異なる。される側は、追い詰められていたり、選択肢がなかったりする。対して、それをする側は、

(それをやっちゃ、人としてお終[しま]いよ)

 というような手段を選んだ強者である。そういう人って、そういう人って……はっきりいって下品じゃない? いくら力があっても、尊敬できるリーダーとして仰ごうという気にならない。

 安倍さんのいう「美しい国、日本」とは、下品な人が跋扈(ばっこ)するような国なのか。実際にそうなってきてるように思う。


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