田んぼじゃなくて畑? 米が生まれたのは縄文時代説の根拠 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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田んぼじゃなくて畑? 米が生まれたのは縄文時代説の根拠

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 詩人、エッセイストの佐々木桂さんが、日本津々浦々に残る田園風景と米を紹介する本誌連載「美し国、旨し米」。今回は四方を山々に囲まれた、北海道の赤井川村。ここは、「日本で最も美しい村」連合にも加盟している。

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 子供の頃、日本の稲作は弥生時代に始まったと教わった。しかし、実は縄文時代からあったのでは、という説が通説になりつつある。縄文人といえば狩猟民族と思われていたが、実は農耕もやっていたかもしれない、というのである。

 縄文時代の地層から、稲の「プラントオパール」というものが検出されたことがその証拠といわれている。プラントオパールは、植物の細胞にたまるガラス質のケイ酸の塊が地中に残ったもののこと。分析すると、栽培されていた植物がなにかを判別することができるんだとか。

 稲のそれが、縄文時代の地層から続々出てきているというのだ。縄文人は農耕をやっていたと、考古学の世界でも認められ始めたのだという。

 ただし、その多くは田んぼではなく畑で栽培される陸稲(おかぼ)だった可能性が高く、水稲が始まったのがいつなのかは、まだ諸説ある。

週刊朝日 2015年6月12日号


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