天皇陛下美智子さまがテニスが縁で結ばれたことに象徴されるように、皇室とスポーツとは歩調を合わせて時代を歩んできた。皇太子さまのスキー好きは有名だが、テニスもお上手。実はこんなことがあったという…。

 男子プロテニスの記録を次々と塗り替え、「史上最強プレーヤー」との呼び声も高いロジャー・フェデラー(スイス)。実は初来日した2006年10月、東宮御所を訪れ、皇太子さまとプレーをしている。フェデラー自身がブログで明らかにしているのだ。

 それによると、フェデラーはお忍びで東宮御所を表敬訪問。面会には準備が大変だったが、赤坂御用地のクレーコートで一緒にプレーすることになった。ウオームアップで打ち合ったところ、皇太子さまがとても上手なのに驚き、フェデラーから皇太子さまに「よかったらダブルスを組みませんか」と提案。皇太子さまはその提案に興奮し、1セットを一緒にプレー、試合には勝利したという。

「皇太子さまはいいエースを何度かとり、すばらしいパートナーだった」

 フェデラーはブログでこう称賛している。

「実はこの試合を雅子さま愛子さまが観戦。フェデラーの恋人と一緒に見守ったそうです。テラスハウスで昼食もともにし、1時間あまりテニスについて語り合ったとか。皇太子さまは『いい励みになった』と喜ばれていたといいます」(東宮関係者)

週刊朝日  2013年11月15日号