藤巻健史氏「新エネルギーで米国景気も急上昇」 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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藤巻健史氏「新エネルギーで米国景気も急上昇」

連載「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」

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週刊朝日#藤巻健史

 昨今、代替エネルギーの開発が重要な課題となっているが、新エネルギーで米国の景気が急上昇するのでは?と伝説のディーラー・藤巻健史氏が予測する。

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 米国では、岩層に閉じ込められた天然ガス、シェールガスの採掘技術が発達し、環境汚染なしに採算に合うようになりつつあるようだ。週刊朝日でも田原総一朗氏が米国に行かれ、シェールガスへの関心の強さに驚いたという一文を書かれていた。まさにその通りなのだ。彼らは原子力発電より、こちらのほうによほど興味がある。

 米国でシェールガスの採掘が採算に合うようになれば、原油の輸入が不必要になり、貿易収支が黒字化するかもしれない。軍事費大幅削減で財政赤字対策にもなる。現在、原油の輸送路であるホルムズ海峡周辺の平和を守るための強力な軍隊を送る必要性がなくなるからだ。

 私は昨年来、米国経済は強く、米国株価は史上最高値を更新するのではないか?と言い続けてきたが、もし、貿易赤字と財政赤字の「双子の赤字」が大幅減少もしくは黒字化するならば、米国経済にとっては鬼に金棒である。景気もドルの価値も急上昇だろう。代替エネルギー開発は米国だけでなく、日本や他国においても将来の国力に影響する重要課題なのだ。

週刊朝日 2012年10月19日号


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藤巻健史

藤巻健史(ふじまき・たけし)/1950年、東京都生まれ。モルガン銀行東京支店長などを務めた。主な著書に「吹けば飛ぶよな日本経済」(朝日新聞出版)、新著「日銀破綻」(幻冬舎)も発売中

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