ロンドン五輪 男子体操の金メダルを阻むのは苦手種目「あん馬」 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ロンドン五輪 男子体操の金メダルを阻むのは苦手種目「あん馬」

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 美人選手として有名な田中理恵(24)が、兄の和仁(かずひと・26)、弟の祐典(ゆうすけ・22)とともに3きょうだい選手として体操史上初の五輪同時代表となって話題の日本体操界。だが、その裏で、実はある懸念がささやかれている。
 故障さえなければ個人総合で優勝間違いなし、と言われる絶対的エース内村航平選手(23)を擁する男子は団体でも金メダルを期待できる。そのため今回の代表選考では、最大のライバル・中国に勝つための秘策ともいうべき特別な枠が設けられた。
 それが、中国が特に強い「ゆか」と「鉄棒」で差をつけられないよう、メンバーの中に、その2種目のスペシャリストを入れるという作戦だ。「特化種目」と言われるもので、加藤凌平選手(18)がゆかで、佑典選手は鉄棒で選ばれた。しかし、実は最終選考会の会場では「本当にこれで良かったのか?」という声があがっていたというのである。
「特に『あん馬』での失敗が目につき、落下も相次いだ。代表入りした選手でも初日に加藤が落下、佑典もミスをして、2日目には和仁まで落下した。落下は減点が大きいので、『中国と差がつくとしたら、ゆかでも鉄棒でもなくあん馬では?』と不安視されています」(ベテラン記者)
 あん馬は手足が長いほうが有利と言われ、体形からして日本人の苦手種目だ。
「それなのに、『特化種目』のせいで各選手とも練習不足ぎみ。受験勉強で配点の少ない科目が軽視されるのと似て、あまり苦手な科目を作ると合格できない、という話です(笑い)」(同前)

※週刊朝日 2012年5月25日号


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