4月17日午前11時半ごろ、TOKIOの松岡昌宏(35)が、都内のサウナで「脱水症状」を起こし、救急搬送された。この日は舞台の制作発表に参加予定だったが、松岡は大事をとり欠席する事態となった。
 ある芸能事務所関係者は、松岡が通う店について声を潜めてこう話す。
「超大物大リーガーIや『8頭身』女優M、サッカー選手とデキ婚した女優K、夫も俳優で元モデルの女優Wなど、有名人が多数利用します。松岡も週に2、3回通う常連で、朝、夕と姿を見せることも。ただ、いろいろな意味で"独特"なサウナですよ」
 しかも、松岡を救助したのが、偶然居合わせた歌手の吉川晃司だというから、なおさら気になる。いったいどんな店か。記者が訪ねると、都心の繁華街からほど近い閑静な一角にその店はあった。外壁はレトロで庶民的だ。
 深夜0時過ぎに入った店内は薄暗く、浴場も昔ながらの銭湯のよう。シャワーはお湯がチョロチョロとしか出ない。"芸能人御用達"のイメージとはかけ離れているが、スタッフに尋ねると、「松岡サンハヨククルヨ」と即答。別のスタッフは、「芸能人はけっこうキマス。K(元プロ野球選手)とか3日に1回クル。芸能人の女性モ。ヨモギサウナは肌にもイイし人気だカラ!」
 ちなみにこの店、スタッフに日本人は見当たらず、"常用語"はほぼ韓国語。どこでも注目される有名人には、異国の雰囲気が心地よいのかもしれない。
 ところが深夜1時過ぎ、背中一面に和堀りの入れ墨が入った男性がサウナから出てきた。ガッシリ体形の"親分"風だ。反射的に目をそらすが、浴槽にいた格闘家体形の男性の左腕、もう一人の左胸にも入れ墨が……。
 再びスタッフに尋ねると、「ここはタトゥーOK。だから入れ墨の人はいっぱいクルヨ」
 思わずヒヤリと変な汗が……気弱な記者は湯冷めしつつ、帰路についた。

週刊朝日 2011年5月4・11日合併号