加護が知っていたかどうか、複数の関係者によると、山口組6代目組長の出身母体・弘道会の"東京代表"として知られる小松組の組長と、安藤容疑者が会ったり電話したりしていたのは間違いない。その安藤容疑者が金銭トラブルを起こした"交遊相手"は、自ら協賛する年末のチャリティーゴルフの参加者にも及び、ここにはスポーツ界の著名人が数多く参加していた。

 捜査関係者は断言する。

「担当は組織犯罪対策4課の中の弘道会取締本部。当然、弘道会への利益供与を視野に入れて調べるが、関係する芸能関係者がいれば、捜査対象に入ってくる」

 警視庁の事情聴取を受けたという加護と、その身を案じる伊藤社長はまだ連絡が取れずにいるという。 (時任兼作/本誌・藤田知也)


週刊朝日