メイン画像
メイン画像

週末にかけて高温傾向が続き、周期的には雨も。あす9日(木)から10日(金)は西日本や東日本を中心に、局地的に雨が強まったり、竜巻などの突風にも注意が必要です。週明け13日(月)から14日(火)は、広範囲で雨や風が強まり、荒れた天気となるおそれも。この雨で寒の戻りに。

あす9日(木)も4月~5月並み 季節外れの暖かさ続く

画像A
画像A

きょう8日(水)は、各地でよく晴れて、4月から5月並みの季節外れの暖かさとなりました。
午後3時までの最高気温は、仙台市で22.0℃(5月下旬並み)。1927年の統計開始以来、3月上旬までに20℃以上が観測されたのは過去2回のみで、きょうは約100年間で3回目の記録となりました。
東京都心で21.3℃、金沢市で20.4℃、福岡市で20.9℃まで上がるなど、広範囲で上着が邪魔になる程の暖かさでした。

季節外れの暖かさとなった理由は、たっぷりの日差しに加え、南から暖かい空気が流れ込んでいるためです。

上の図は、あす9日(木)午後9時の上空1500メートル付近の暖気の予想図です。
きょう8日(水)に続き、あす9日(木)も0℃の線が北海道にかかるほど北上しています。10日(金)にかけて、平年に比べて北日本では10℃以上、東~西日本では5℃から10℃程度高い暖気の流れ込みが続くでしょう。

あす9日(木)は、西日本から東日本を中心に、きょうより更に気温の上がる所もあるでしょう。

あす9日(木)は西日本 10日(金)は東日本で大気の状態が「非常に不安定」

画像B
画像B

あす9日(木)からあさって10日(金)にかけては、日本付近を前線や低気圧が通過するため、天気は西から下り坂です。前線通過後には、上空に寒気が流れ込む見込みです。

あす9日(木)は西日本を中心に、あさって10日(金)は、東日本を中心に大気の状態が「非常に不安定」になるでしょう。
九州や四国は昼前後から、中国地方は夕方から雨で、雷を伴って雨脚が強まる所もありそうです。落雷や竜巻などの突風のおそれもあります。

近畿や東海、北陸も天気は下り坂で、あす9日(木)夜から雨が降りだすでしょう。突然の雷雨など、天気の急変に十分ご注意ください。
また、関東も10日(金)は午前と午後の2回、にわか雨や雷雨のタイミングがありそうです。降れば、ザっと強い雨が降りそうです。外出時にはご注意ください。

低気圧が近づく北海道や東北も、10日(金)は広い範囲で雨が降るでしょう。

週明け13日(月)~14日(火) 広い範囲で荒天のおそれ

画像C
画像C

週明け13日(月)から14日(火)は、低気圧が発達しながら⽇本海を北東へ進み、低気圧からのびる前線が⻄⽇本から東⽇本を東へ進む見込みです。

13日(月)は西から雨の範囲が広がり、14日(火)にかけては、西日本から北日本の広範囲で雨が降るでしょう。
前線の通過前は、南寄りの風が強まり、全国的に荒れた天気となるおそれがあります。前線の通過後は、西日本から一転して北寄りの風に変わるでしょう。季節外れの暖かさから一転、気温がぐっと下がり、寒の戻りとなりそうです。

この先はあす9日(木)から10日(金)にかけてのタイミングと、13日(月)から14日(火)にかけて、2回雨の降るタイミングがあります。
週明けの雨で、いったん寒さが戻ってきます。天気や気温の変化が大きくなりますので、体調管理にもご注意ください。