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24日、日本気象協会は「2022年桜開花予想(第7回)」を発表。今年の桜の特徴は、開花だけでなく、満開も平年より早い所が多いことで、27日日曜には、東京・高知・福岡などで満開を迎えるでしょう。この週末以降は、関東北部や北陸、長野からも開花の便りが届きそうです。

開花と満開の傾向

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2022年のソメイヨシノの開花は、16日の高知・宿毛市から始まり、次いで17日に福岡、18日に宮崎と、九州で開花が続きました。(高知・宿毛市は、市による独自観測です。)19日には佐賀と高知、20日には鹿児島や東京、21日には広島や静岡、横浜などで桜が咲き、春分の日を含む3連休で九州から関東までの多くの地点から開花の便りが届きました。また、22日は南岸低気圧の影響による冷たい雨が降る中、名古屋で開花となりました。その後も、23日に大分や大阪、24日には高松で開花が発表されました。

続々と開花となる中で、23日には愛媛・宇和島市で、全国トップで満開となりました。(愛媛・宇和島市は、市による独自観測です。)開花から満開までの日数は、南から北に向かっていくにつれて短くなる傾向があります。今週末には九州から関東、北陸で気温が20度前後まで上がるため、17日に開花した福岡、18日に開花した宮崎は、その日数が10日前後、20日に開花した東京は約7日となっており、いずれも今週末に満開を迎える見込みです。

今週末以降になると、関東北部や北陸、長野からも開花の便りが届くでしょう。4月上旬には東北南部、中旬には東北北部や長野の標高の高い地域で開花し、下旬にはいよいよ北海道で開花となる見込みです。

言葉の説明

平年:1991~2020年の平均値

かなり早い :平年よりも7日以上早い

早い :平年よりも3日から6日早い

平年並 :平年との差が2日以内

遅い :平年よりも3日から6日遅い

かなり遅い :平年よりも7日以上遅い