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きのう(20日)は、東京のサクラ(ソメイヨシノ)が開花。開花~満開までは、東京だと平均8日ですが、過去には3日で満開という年も。ただ、3連休明けのあす(22日)は、関東では冷たい雨や雪で、山沿いでは大雪のおそれも。東京都心も雪が交じるかもしれません。日中の気温は3℃~4℃、満開どうなる?

サクラの開花~満開ってどのくらい?

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今年のサクラ(ソメイヨシノ)前線は、3月17日に福岡からスタート。翌日18日は宮崎、19日は高知・佐賀、20日は本と東京、鹿児島、そして3連休最終日のきょう(21日)は松山、広島、横浜、静岡、甲府、岐阜で開花し、見ごろが気になる所です。

気象庁のソメイヨシノの観測では、5~6輪の花が咲いたら「開花」、全体の8割の花が咲いたら「満開」としています。開花~満開までの平均は、1週間~10日ですが、九州など南ほど長く、東北など北ほど短い傾向にあります。平均すると九州では8日~10日、東北では4日~5日間、北海道(一部エゾヤマザクラ)では3日間程度の所が多くなっています。

東京 最短記録は3日

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東京では、開花~満開までの平均は8日(1953年~2021年)ですが、1964年は、開花から3日で満開となり(4月2日開花・4月5日満開)、まさに「三日見ぬ間のサクラかな」といった感じになりました。最近だと、1998年が開花~満開まで4日(3月27日開花・3月31日満開)と、最短記録2位タイとなっています。逆に、1966年は開花から満開まで16日間もかかりました(3月20日開花・4月5日満開)。

開花~満開までの日数は、気温が高いと短く、低いと長くなる傾向があります。

ちなみに、北海道の旭川(エゾヤマザクラを観測)では、2012年5月2日の午前に開花し、その日の午後に満開になった事があります。

3連休明け 22日は冷たい雨や雪 北部は大雪のおそれ

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3連休明け、あす(22日)は南岸低気圧の影響で九州~関東は冷たい雨。また、この南岸低気圧とは別に関東沖には小さな低気圧が発生し、寒気を引き込む予想も。関東甲信では内陸を中心に湿った重い雪やみぞれとなり、栃木県など北部では山沿いを中心に大雪のおそれがあります。東京都心でも雨に雪が交じるかもしれません。気象庁では、みぞれも雪としてカウントしますが、あす(22日)の東京は日中いっぱい雪か雨の予想、夜は次第に止む見込みです。また、東京の最高気温は5℃の予想ですが、日中はこれよりも低く、3℃~4℃くらいと、冬の寒さに逆戻りとなりそうです。

ただ、冬の寒さは一時的。週末にかけては徐々に気温が上がり、再び20℃を超える日もありそうです。日本気象協会の予想(3月17日発表)では、東京の満開は3月26日。開花~満開までは6日の予想です。今週末は、東京で満開の便りが届くかもしれません。