メイン画像
メイン画像

きょう12日午前中は、日本海側を中心に、局地的に雨雲が発達しています。鳥取県境港市は、1時間雨量が80.5ミリと「猛烈な雨」を観測し、平年7月ひと月分の約6割の雨が、たった3時間で降りました。午後は、九州~東北の太平洋側でも、急な雨や雷雨に、注意が必要です。

日本海側 記録的な大雨も

12日月曜の午前中は、日本海側を中心に、雨雲が発達しています。

鳥取県境港市は、7時54分までの1時間に80.5ミリの猛烈な雨を観測、島根県飯南町の赤名は、10時までの1時間に71.5ミリの非常に激しい雨を観測し、共に観測史上1位の値を更新しました。

他にも、松江市や秋田市は、1時間に60.0ミリの非常に激しい雨が降りました。

また、鳥取県境港市は、9時30分までの3時間降水量が139.0ミリと、平年7月ひと月分(215.2ミリ)の約6割の雨が、たった3時間で降りました。

島根県雲南市は、10時までの1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。

「大雨警報」や「土砂災害警戒情報」発表中

画像B
画像B

このため、10時30分現在、東北・北陸・中国地方・九州南部に「大雨警報」や「土砂災害警戒情報」の発表されている所があります。

大雨の時に危険な場所は「河川:用水路」「アンダーパス」「斜面・ガケ」です。また、これまでの大雨で、すでに地盤が緩んでいたり、川が増水していたりするおそれがあります。斜面や増水した川には、近づかないでください。

太平洋側でも 街中でゲリラ豪雨(局地的な大雨)のおそれ 避難のポイントは

画像C
画像C

そして、12日午後は、太平洋側でも、大気の状態が非常に不安定になり、あちらこちらで雨雲や雷雲が発達するでしょう。

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。そこで、避難の際は、次の3つのことに注意が必要です。

①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。

②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。

③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。