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大型で非常に強い台風9号が九州の西の海上を北寄りに進んでおり、昼過ぎから中国地方は次第に台風の強風域(風速15m/s以上)に入り、風が強まるでしょう。台風周辺の湿った空気が流れ込み、雨や雷雨になる所もある見込みです。

また、台風10号が6日の日曜日に中国地方に接近し、大荒れの天気となるおそれがあります。今後も最新の台風情報を確認し、台風に備えてください。

台風10号、6日(日)夜に中国地方に接近か

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2日9時現在、マリアナ諸島付近にある台風10号は、勢力を強めながら6日の朝には九州の南の海上へ進み、7日の朝には朝鮮半島に達する見込みです。

日本の南の海域では、海面水温が平年よりかなり高く、この海域を通過する台風10号は発達した状態で西日本に近づく見込みです。

予報円の中心付近を通る場合

【暴風 高波】

台風は反時計回りの渦巻きをしており、進行方向の右側では台風自体が進む方向と風が一致し、左側よりも風が強まるため、暴風や高波に警戒が必要です。

【大雨】

暖かく湿った空気が流れ込む影響で、局地的に雷を伴った激しい雨が降る可能性があり、大雨に警戒が必要です。西側の地域ほど、台風本体の雨雲がかかる可能性があります。

また、台風が西日本付近を通過した後北寄りの進路をとるため、南寄りの風が強く吹き続け、山陰を中心に猛暑となる可能性があります。

台風が予報円の東側を通り、中国地方に接近する場合

台風本体の雨雲がかかり、大荒れの天気となるでしょう。

台風は非常に強い勢力で接近する見込みで、大雨、暴風、高波に加えて、高潮が発生するおそれもあります。沿岸部では浸水などが発生する可能性があります。

台風が接近するまでにできること

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まずは、最新の気象情報を確認し、対策をとるようにしましょう。

停電に備えて、懐中電灯やロウソクが使えるかどうか確認するなど、非常用の備品を準備しておいてください。停電時でも情報を確認できるように手回し充電式などのラジオや、携帯電話の予備バッテリーなどがあると安心です。

浸水するおそれのある場合は、家具や電化製品を移動させておき、早めに安全な場所に避難しておきましょう。