メイン画像
メイン画像

今日(24日)の道内は、上空に流れ込んだ暖気の影響で各地で気温が上がり、午後3時までに札幌では最高気温が16.8度となりました。

札幌で11月下旬にここまで気温が高くなったのは、1997年以来、22年ぶりのことです。

統計史上4位の記録に

札幌の日ごとの最高気温の統計は1879年から残っており、約140年間の統計があります。

その統計史上、11月下旬に16度を超えた事例は過去8回あり、最近では2001年の11月24日に16.4度まで上がりました。

11月下旬に最も高い気温となったのは1997年の11月27日で、17.6度を記録。史上2位は1915年11月26日の17.2度、史上3位は1932年11月25日の17.0度で、今回の16.8度は、11月下旬としてはそれらに次いで史上4番目に高い気温となりました。

道内の最高気温も20年ぶりの高さに

道内では、さらに気温が上がり、網走地方の佐呂間(さろま)と檜山地方の厚沢部町鶉(あっさぶちょううずら)で午後3時までの最高気温が17.9度となっています。

道内で11月下旬にここまで高い気温が観測されるのは、1999年に十勝地方の大樹で18.1度を観測して以来、20年ぶりの記録になります。

今日の道内は、各地で記録的なまでの暖かさとなっています。

明日は気温急降下!

しかし、暖かさは長くは続きません。今夜から明日(25日)にかけて北海道付近を寒冷前線が通過し、明日は上空に寒気が流れ込みます。

そのため、明日の気温は右肩下がりとなり、日中以降は各地で寒さが強まる見込みです。札幌でも日中の最高気温は5度にも届かず、一気に冬の寒さが戻ってきます。

日々の気温の変動がかなり大きいため、体調管理には十分な注意が必要です。