きょう(17日)、九州南部・奄美地方でも南よりの風が強まり、春一番が吹きました。
宮崎県の西都市では、最高気温が5月上旬並みの24度まで上がり、春本番を通り越して初夏の汗ばむ陽気となりました。
昼間は上着が邪魔になるほどの暖かさだった九州ですが、今夜からだんだんと、風が冷たくなってきます。
来週にかけても寒暖の変化が大きいため、体調を崩さないよう十分な注意が必要です。

きょうも気温上昇、汗ばむ陽気の所も

きょう(17日)は、北海道の北を通過した低気圧に向かって南よりの風が強まり、九州南部・奄美地方で春一番が吹きました。
九州南部・奄美地方では、去年、おととしと春一番が吹いておらず、3年ぶりの春一番です。
きょう(17日)は、種子島で、最大瞬間風速18.7㍍の強い西南西の風が観測されるなど、南または西よりの風が強まり、気温をぐんぐん押し上げました。特に、山越えのフェーン現象も加わった宮崎県西都市では、最高気温が24.0度まで上がり、春本番を通り越して初夏の汗ばむ陽気となりました。このほか、最高気温は、鹿児島市は4月下旬並みの22.4度、大分県中津市は21.3度、福岡県福岡市は19.5度など、各地で季節外れの陽気となりました。

寒暖の変化に注意

しかし、春一番が吹いたあとは、寒の戻りに注意が必要です。
今夜、九州には大陸から寒気が流れ込み始め、だんだんと風が冷たくなってきます。あす(18日)は、この時季らしい寒さが戻ってくるでしょう。
そして、寒暖の変化が大きい状態は、来週も続きます。20日(月)以降も天気が短い周期で変わり、暖かい南風と冷たい北風を交互に繰り返しますので、カゼなどひかないよう、十分お気をつけ下さい。