14日(水)も秋雨前線の影響で雨が降り、局地的に強まることも。土曜から3連休という方も多いと思いますが、18日(日)には、台風16号が九州に接近する恐れがあります。

14日(水)も秋雨前線が停滞

13日(火)に続き、14日(水)も日本付近には、秋雨前線が停滞するでしょう。このため、関東から西の太平洋側を中心に広く雨で、雨足が強まる所もありそうです。九州や四国では局地的に激しい雨が降ったり、雷雨になる所もある見込みです。近畿や東海、関東も雨ですが、降り方は13日(火)に比べると、弱まる所が多いでしょう。ただ、急に短い時間にザっと強い雨が降ることもありそうです。短い時間のお出かけにも傘があったほうがいいでしょう。東北も、湿った空気が入りやすく、厚い雲がかかり、所々で雨が降るでしょう。北海道は午後から広く雨で、夕方以降は雷雨になる所もある見込みです。災害に見舞われた地域で、復旧作業を続けられている方々もいらっしゃると思いますが、足元が更にぬかるんだり悪くなる恐れがありますので、くれぐれもご注意ください。
この秋雨前線は19日(月)頃まで日本付近に停滞しやすくなります。九州から関東は太平洋側を中心に、週末にかけて曇りや雨とぐずついた天気が続く見込みです。秋雨前線の動きによっては、まとまった雨が降ることがあります。こまめに気象情報をご確認ください。

3連休に台風 西日本へ接近か

13日(火)午後6時現在、2つの台風が発生していて、沖縄の南に猛烈な台風14号があり、フィリピンの東には台風16号があります。このうち台風16号が3連休中日となる18日(日)頃から、日本の天気に影響する恐れが出てきました。
14日(水)にかけて、台風16号は、フィリピンの東を時速20キロの速さで西北西へ進む見込みです。15日(木)午後3時には、沖縄の南で「強い」勢力となり、次第に北西から北へ進路を変えながら、東シナ海へ進む予想です。スピードはあまり早まらず比較的ゆっくりと近づくでしょう。18日(日)午後3時には、東シナ海へ進む見込みで、日曜には九州にかなり接近する恐れが出てきています。今週の土曜から3連休という方もいらっしゃると思いますが、日曜以降、来週の前半にかけては西日本をはじめ、東日本の天気にも影響が出る恐れがあります。まだ進路が定まっていませんが、3連休にご旅行など外出を予定されている方は、外出前に台風進路や気象情報を必ず確認し、無理のない計画を立てるようにしてください。

秋雨+台風の大雨 危険なシーズン

日本付近に秋雨前線が停滞し始めたこの時期に、南から台風が近づくという気圧配置のパターンは「大雨」の恐れが高まり、大変危険です。台風の風は中心に向かって、反時計回りに吹いています。台風が近づくにつれて、台風周辺の湿った空気が、秋雨前線に向かって流れ込み、台風から離れた場所でも局地的に積乱雲を発達させて、災害につながるような大雨をもたらすことも。今年は特に、大雨に慣れていない北海道や東北で記録的な大雨が降って災害が起こったばかりです。本県では大地震が起こり地盤が緩んでいます。今後の雨の降り方によっては、土砂災害や川の氾濫など、更に被害が拡大する恐れがあります。自分の住んでいる地域に災害が起こったら、どこに避難するべきか、避難場所や安全な避難ルートを確認していただくなど、備えが必要です。