19日は、西日本は局地的に激しい雨や雷雨。東日本も夜には傘が必要な所も。そして、湿気が多く不快な暑さに。

本は土砂災害に警戒 夜は雨のエリア関東まで

九州の南海上にある梅雨前線が、19日は九州北部付近まで北上する見込みです。
梅雨前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となるでしょう。
九州は、一日を通して雨が降り、午前中は雷を伴って激しく降る所があるでしょう。
中でも、熊本県では、19日明け方から昼前にかけて、
局地的に雷を伴った激しい雨が降り、熊本地方、阿蘇地方、天草・芦北地方では、
朝から夜のはじめ頃にかけて、土砂災害の恐れがあります。
24時間の雨量は、熊本県の多い所で100ミリと予想されていて、
九州南部では梅雨入りしてから一番の大雨となる恐れがあるでしょう。
4月14日に起きた「平成28年熊本地震」で揺れが大きかった地域では、
地盤の緩んでいる所がありますので、土砂災害に警戒してください。
中国、四国では昼過ぎまでは本降りの雨で、雷を伴うなど雨足が強まることがあるでしょう。
近畿や東海は、昼前後から夕方にかけて雨が降り、雷雨になることもある見込みです。
九州から東海にかけては、落雷や突風などにもご注意ください。
また、北陸や東北、関東甲信では、日中は晴れ間が出ますが
夜は所々で雨が降り、こちらも降れば局地的にザッと雨の降り方が強まりそうです。
日本の北と南では、天気の崩れはほとんどなさそうです。
北海道は、午前中は霧で見通しの悪くなる所がありますが、午後には晴れ間が出る見込みです。
沖縄や、18日に梅雨明けした奄美は夏空が広がるでしょう。

暑さはカラッとからムシッと

18日は、広い範囲でよく晴れて、各地でみるみる気温が上がりました。
関東では、埼玉県の鳩山と、群馬県の館林で35度以上となり、
今シーズン全国初となる猛暑日を記録しました。
東京も33度まで上がりましたが、最小湿度が22%まで下がるなど、割合空気は乾きました。
19日は、気温の数字自体は下がるものの、
湿度が上昇して、不快を感じるような暑さになるでしょう。
東京では最高気温は28度ぐらいの予想で、18日よりは5度ぐらい下がるものの、湿気が倍増します。
湿度が低い時間帯でも、50%以上は予想されているため、不快な暑さになるでしょう。
気温が下がるからといって、油断はできません。
自分がかいた汗が乾く時に、体の中から外へ熱が出ますが、
汗が乾きにくくなると体の中に熱がこもりやすい状況となるため、熱中症にかかりやすくなります。
外出先でもうちわや扇子を使うなどして、暑さ対策を心がけましょう。
また、スポーツも休憩をこまめに入れて、無理のないように行ってください。