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セルビア 「ジート」
家庭で守護聖人を祭る日に食べるセルビア正教の伝統菓子。未精製の小麦をじっくり炊き、甘みをつけたお菓子で、ねっとりした食感(撮影/下村しのぶ)
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タイ 「フォイ・トーン」
ポルトガル発祥の卵菓子。日本の「鶏卵そうめん」と似ているが、タイではジャスミンの香りをつける。現地では祝い事に欠かせない(撮影/下村しのぶ)
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フランス 「ガトーナンテ」
ナントの郷土菓子。ラム酒を加えたアーモンドケーキにラム酒のアイシングがかかっている。アルミ容器で焼くのが現地スタイル(撮影/下村しのぶ)
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ジョージア 「チュルチヘラ」
ワインも有名なブドウ大国の郷土菓子。糸でつないだクルミを、とろみをつけたブドウジュースに浸して乾かす、を繰り返して作る(撮影/下村しのぶ)
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チェコなど 「メドヴィク」
東欧で大人気。メドはウクライナの言葉ではちみつ。薄く焼いたスパイスとはちみつの生地がねっとりしたクリームと層になっている(撮影/下村しのぶ)
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トルコ 「バクラヴァ」
サクサクの極薄生地の層にシロップがたっぷり染み込み、名産のピスタチオをトッピング。専門店があるほどトルコでは愛されている(撮影/下村しのぶ)
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アゼルバイジャン 「シェチェルブラ」
粗糖とクルミのザクザクしたフィリングを砂糖なしのクッキー生地で包んでいる。専用のタルトピンで模様をつけ、白く焼くのも特徴(撮影/下村しのぶ)
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フランス 「ベラヴェッカ」
キルシュ漬けのドライフルーツをパン生地でつないで作るアルザス地方のクリスマス菓子。1カ月ほどかけて、薄く切りながら食べる(撮影/下村しのぶ)
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世界の郷土菓子職人 林周作さん(28)/1988年、京都府生まれ。2008年、エコール辻大阪フランス・イタリア料理課程卒業。16年7月、「Binowa Cafe」オープン(撮影/下村しのぶ)
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