東京・調布市の閑静な住宅街で2020年10月18日、突然、道路が陥没して大きな穴が開いた。さらにその後、地中で3カ所の空洞が発見され、ニュースでも大きく報じられた。原因は、東京外郭環状道路(外環道)を造るために東日本高速道路(NEXCO東日本)が進めていた地下トンネルの工事だった。事故当時、記者は現地を訪れたが、3年2カ月ぶりに一帯を取材すると、移転をめぐって住民は分断され、一人のジャーナリストによって工事がストップしている現状がみえてきた。
調布陥没事故から3年2カ月 工事を止める「ジャーナリスト」の存在と住民たちの「疑心暗鬼」
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12/28