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「話題の新刊」に関する記事一覧

この人と一緒に考える

芥川家の猫たち
芥川家の猫たち 著者は芥川龍之介の孫、耿子さん。祖父や父は特に猫好きでなかったようだが、耿子さんは「猫がいないところに私がいるなんて考えられないの」と宣うほどの猫好きだ。エッセイに登場するのは8匹。たとえば娘と息子が雪の日に真っ白な子猫を連れ帰ると、(猫はだめと説得するつもりが)「これはもう飼わなきゃ駄目! 神様からの贈り物よ」と叫ぶ。耿子さんの子も猫好きに育ち、娘の奈於さんは猫の絵の個展を開き、本書のイラストも描いた。表紙の白猫が“雪の日”のミミだ。現在は18歳のメルモと14歳のクローバーと暮らしている。

特集special feature

    現代美術史
    現代美術史 現代美術の辿ってきた道筋を、「芸術と社会との関わり」という観点から概観した労作。拡散の限りを尽くして門外漢には取っつきづらくなっている現代美術が、大きく見れば、美術館という既成の権威に囲い込まれてしまっているアートを、市井の人々に開かれたものにしていこうとするひとつの潮流であったということがよくわかる。
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