寂聴 九十七歳の遺言 大正11年生まれの寂聴さんは、現在97歳。小説家として62年、僧侶として46年を生きてきた。長い人生で学んだことは、人が生きるとは誰かを愛すること。そして、愛することとは許すことだと説く。 話題の新刊 1/31 週刊朝日
向田邦子の本棚 「寺内貫太郎一家」等のホームドラマの脚本で一時代を画し、小説家・エッセイストとしても活躍した向田邦子。その生誕90年を記念して、向田の“本好き”の側面にスポットを当てた一冊。遺された夥しい数の蔵書から、この人の創作の原点を探っていく。 話題の新刊 1/31 週刊朝日
無敗の男 中村喜四郎 全告白 中村喜四郎衆議院議員。かつて自民党のホープと目された男だ。2003年にゼネコン汚職事件にからみ実刑となり失職したが、無所属になっても選挙戦は無敗を続け、「選挙の神様」とも呼ばれる。 話題の新刊 1/24 週刊朝日
深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと フリーのライターを名乗ったものの仕事はほとんどない。それならばと、東京と大阪を片道2千円台という低価格で結ぶ深夜バスに乗ってあちこち出かけ、そこでの見聞をルポにまとめた。 話題の新刊 1/24 週刊朝日
韓国 行き過ぎた資本主義 「無限競争社会」の苦悩 政府の行き過ぎた新自由主義的政策により、超格差社会となってしまった韓国。短い間にあまりにも急激な成長を遂げる中で、この国が抱えざるをえなくなったさまざまなひずみを詳しくルポしている。 話題の新刊 1/17 週刊朝日
男はつらいよ 50周年 わたしの寅さん あの四角い顔がスクリーンに22年ぶりに帰ってくることに驚いた人も多いのではないか。「男はつらいよ お帰り寅さん」の公開にあわせて発売された本書は寅さんファンの復習、予習には最適な一冊だ。 話題の新刊 1/17 週刊朝日
芥川家の猫たち 著者は芥川龍之介の孫、耿子さん。祖父や父は特に猫好きでなかったようだが、耿子さんは「猫がいないところに私がいるなんて考えられないの」と宣うほどの猫好きだ。エッセイに登場するのは8匹。たとえば娘と息子が雪の日に真っ白な子猫を連れ帰ると、(猫はだめと説得するつもりが)「これはもう飼わなきゃ駄目! 神様からの贈り物よ」と叫ぶ。耿子さんの子も猫好きに育ち、娘の奈於さんは猫の絵の個展を開き、本書のイラストも描いた。表紙の白猫が“雪の日”のミミだ。現在は18歳のメルモと14歳のクローバーと暮らしている。 話題の新刊 1/9 週刊朝日
「奴隷」になった犬、そして猫 世の中は空前の猫ブームだが、繁殖業者による大量生産と、競り市を経由してペットショップで大量に犬猫が捌かれるというビジネスモデルの陰に幾多の「闇」が広がっていることを、誰が正確に認識しているだろうか。 話題の新刊 1/9 週刊朝日
『完全版ピーナッツ全集 スヌーピー1950~2000』全25巻 小さな男の子チャーリー・ブラウンとその仲間、そして飼い犬スヌーピーとの日常を描いたコミック「ピーナッツ」。1950年に米国の新聞7紙で連載が開始されて以来、多くのファンを魅了し続けているシリーズが、生誕70周年を記念し、全集となって帰ってきた。 話題の新刊 1/9 週刊朝日
極限メシ! あの人が生き抜くために食べたもの 極限状況にある人たちが、そのときにとった食事を「極限メシ」と名付け、極地を歩く探検家や紛争地に派遣された看護師らが何をどのように口にしたかを聞いたインタビュー集。極限に挑戦した人たちのほか、自らの意思とは無関係に極限状況に陥り、そこから生還した人たちも登場する。 話題の新刊 12/20 週刊朝日
総会屋とバブル 企業の株を所有し、株主総会の議事進行を妨害したり、協力したりすることで利益を得る「総会屋」。株主総会に付き物だった彼らだが相次ぐ法改正などで今や絶滅危惧種になりつつある。 話題の新刊 12/12 週刊朝日
現代美術史 現代美術の辿ってきた道筋を、「芸術と社会との関わり」という観点から概観した労作。拡散の限りを尽くして門外漢には取っつきづらくなっている現代美術が、大きく見れば、美術館という既成の権威に囲い込まれてしまっているアートを、市井の人々に開かれたものにしていこうとするひとつの潮流であったということがよくわかる。 話題の新刊 12/6 週刊朝日
#KuToo 靴から考える本気のフェミニズム 2019年に職場でのパンプス義務付け反対運動「#KuToo」を開始。英BBC「100人の女性」に選出された著者の活動をまとめた。 話題の新刊 12/6 週刊朝日