

岡村詩野
岡村詩野(おかむら・しの)/1967年、東京都生まれ。音楽評論家。音楽メディア『TURN』編集長/プロデューサー。「ミュージック・マガジン」「VOGUE NIPPON」など多数のメディアで執筆中。京都精華大学非常勤講師、ラジオ番組「Imaginary Line」(FM京都)パーソナリティー、音楽ライター講座(オトトイの学校)講師も務める
岡村詩野の音楽日和








アジカン後藤正文も太鼓判を押すバンド ROTH BART BARONがファンとの一体感を追求する理由
東京の新型コロナウイルス感染者がここ数日、再び増えているものの、音楽シーンでは「ウィズ・コロナ」を前提に、徐々に新しい状況の下で動き始めている。緊急事態宣言期間中は、家で曲を作ったり、SNSで自宅から演奏を届けたりすることに腐心するしかなかったアーティストたち。彼らも現在、入場者数を絞り、客同士の距離を取るなどの工夫を凝らしながら、なんとかライブができるようになり始めた。もちろんライブハウスやクラブの現場の状況が改善されているとは言いがたく、閉店を余儀なくされる店も出始めている。それでもみな、何かしらの希望を持って動いている。今はその行動力が試される時だと言っていいのかもしれない。

