誰にでもある、かつてのダメだった自分と愛おしい日々 私の笑顔は虫の裏側に似ている。という一文から始まるこの本『死にたい夜にかぎって』は、著者の爪切男さんのかつての恋愛について書かれたデビュー作になる。読み終わった時には帯文を銀杏BOYZの峯田さんが書いていることの意味がよくわかった。僕の脳裏には銀杏BOYZの『東京』と、クリープハイプの『愛の標識』が本を読んでる間、ずっと交互に鳴り響いていた。 1/29 BOOKSTAND
明太子ひとつ買うのにタクシーを!? つい覗きたくなる素敵な"2人暮らし" 1階に大家さんが住み、借家人が2階のひと部屋を借りて住む。こうした賃貸物件は昭和の時代にはよくあったものの、今ではずいぶんと少なくなってしまったことと思います。近隣とのつきあいをあまり望むことのない都心部などでは特に。 1/24 BOOKSTAND
女性写真家が描き出す、末期癌の夫との「生」の記録 これまで『かなわない』や『家族最後の日』などで、母との絶縁や夫との関係性について赤裸々に書いてきた植本一子さん。彼女による最新作が『降伏の記録』です。 1/22 BOOKSTAND
日本の女性が家事をする時間は1日平均何時間? 部屋の片づけ、掃除、洗濯、料理などの家事は、人が快適に生きて行くために欠かせないものです。総務省統計局の「平成28年社会生活基本調査」によると、日本の女性が家事をする時間は一日平均2時間24分とか。仕事や睡眠の時間を合計18時間と想定すると、起きて家にいる時間の半分近くを家事に費やしていることになります。 1/18 BOOKSTAND
ヤクの大脱走、宿直の夜に野犬襲来... 動物園の波乱万丈裏舞台! 2017年は6月に上野動物園にジャイアントパンダ「シャンシャン」が誕生し、12月からは抽選制で観覧が開始となり、シャンシャンフィーバーに沸いた一年となりました。 1/15 BOOKSTAND
それでも〆切りはやってくる... 〆切りに泣いた大作家たち 「しめきり」。皆さんがこの言葉を最後に意識したのはいつですか? 「仕事の納期が迫っていて......」という人も中にはいるでしょうが、おそらく「〆切り」という単語を鬼気迫る存在として、これ以上ないほどひしひしと感じているのは作家以外にいないかもしれません。 1/11 BOOKSTAND
幻都ヴェネツィアをじっくり堪能できる味わい深いエッセイ せわしない日常から離れて、どこか海外でのんびりしたい。そんな夢はなかなか実現しないものですが、ときに本がそうした願望のなぐさめになってくれることがあります。 1/9 BOOKSTAND
「おせち料理」に込められた意味 未来に残したい食文化 あなたは昨日、何を食べたでしょう? 朝はパン、昼はパスタ、夜は中華丼のような食事という人も多いはず。家で「和食」を食べていますか? 12/28 BOOKSTAND
極限の世界でつかんだ「強いメンタル」の作り方 スポーツの世界で一番になるような人は、生まれつき人並みはずれた才能を持っているに違いない。皆さんの中にはそう考える人もいることでしょう。 12/27 BOOKSTAND
生活費出さず、妻に借金する男...それでも"別れられない"夫婦の真実 2017年の年間ベストセラー総合1位に輝いたのは、94歳の直木賞作家・佐藤愛子さんが書いたエッセイ『九十歳。何がめでたい』。105万部を突破し、ミリオンセラーとなりましたが、この愛子先生が"めでたい"つながりで帯にコメントを寄せる本が、『おめでたい女』(鈴木マキコ著)です。 12/25 BOOKSTAND
【石井光太 特別寄稿】新著『43回の殺意 川崎中1男子生徒殺害事件の深層』に寄せて ノンフィクション作家・石井光太さん。アジアの貧困街の裏側を描いた『物乞う仏陀』(文藝春秋)、『神の棄てた裸体』(新潮社)、『レンタルチャイルド』(新潮社)や、東日本大震災をテーマに被災地の知られざる真実に迫った『遺体―震災、津波の果てに』(新潮社)、さらに実の親による子殺し事件にフォーカスした『「鬼畜」の家』(新潮社)。今まで発表してきた諸作で、現実に起きた事件、さらに今私たちが生きている社会の裏側までもえぐり取るように描写してきた石井さんが、次なるテーマに選んだのが「川崎中1男子生徒殺害事件」でした。 12/21 BOOKSTAND
誉田哲也さんの『幸せの条件』から幸せの形は一つではないと考えさせられた------アノヒトの読書遍歴:河邉徹さん(後編) 2009年にメジャーデビューしたロックバンド「WEAVER」のドラマー兼作詞を担当する河邉徹さん。音楽活動を続ける傍ら、普段は本も読むそうで、小学校の頃はよく漫画を読んだとか。最近では平野啓一郎さん『マチネの終わりに』を手に取り、主人公のクラシックギタリストに感銘を受けたそうです。そんな河邉さんに、前回に引き続き、日頃の読書の生活についてお伺いしました。 12/19 BOOKSTAND
平野啓一郎さんの『マチネの終わりに』の主人公の描写に胸打たれた------アノヒトの読書遍歴:河邉徹さん(前編) ロックバンド「WEAVER」のドラマーとして活動する河邉徹さん。製作する楽曲のほぼすべての作詞を手掛けます。高校時代、同級生である奥野翔太さん、杉本雄治さんらとバンドを結成し、2009年10年、配信限定シングル『白朝夢』で念願のメジャーデビューを果たしました。現在もなおライブなど勢力的に音楽活動を続ける河邉さん。今回はそんな河邉さんに、日頃の読書の生活についてお伺いしました。 12/18 BOOKSTAND
「相撲トレ」は運動が苦手な人にこそ進めたい!? いくつになっても健康でいられることは誰もに共通する願いですが、残念ながら現状、日本人の3人にひとりは"寝たきり予備軍"といえるのだとか。そして「寝たきり」の理由は病気がすべてではなく、身体運動にかかわる器官である運動器の衰えから起こることも......。 12/15 BOOKSTAND
人気女性コラムニストが書き下ろした「産まない」という選択 アラサー&アラフォー女性だれしもがぶつかるといってもよい「妊娠・出産」の問題。子どもを産むか産まないかの選択は、女性ならではの経験といえるでしょう。また、「子どもが欲しい」と思って妊活に励んでも、簡単にできないこともありえます。 12/12 BOOKSTAND
イグノーベル賞受賞の著者による抱腹絶倒のサイエンス・ドキュメント 皆さんはイグノーベル賞ってご存じでしょうか? ノーベル賞のパロディとして1991年に創設された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞のこと。 12/8 BOOKSTAND
カップ一杯のコーヒーに、ロマン溢れる歴史が潜む? 世にコーヒー好きは多いけれど、その歴史について詳しく知っているという人は少ないのではないでしょうか。人が食べ物を口にするとき、その食べ物に込められた「物語」も一緒に味わうように、カップ一杯のコーヒーにもそこには芳醇なロマンに満ちた「物語」の数々が溶け込んでいると考えられます。そしてコーヒーの歴史を知ることは、その「物語」を読み解くことであり、深く知れば知るほどコーヒーの味わいもまたいっそう深まるにちがいありません。 12/6 BOOKSTAND
衝撃を受けた&勇気をくれたのは「何も起こらない」という内容の小説------アノヒトの読書遍歴:せきしろさん(後編) 作家・コラムニスト・俳人として活動するせきしろさん。独特の世界観を持ち、『去年ルノアールで』をはじめとする自身の著書だけでなく、又吉直樹さんやバッファロー五郎Aさんとの共著も話題を呼んでいます。前回は、せきしろさんが人生で最も影響を受けたという本をご紹介。今回は、何度も読み返すというお気に入りの2冊をご紹介します。 12/4 BOOKSTAND