安井孝之

安井孝之

プロフィール

1957年生まれ。日経ビジネス記者を経て88年朝日新聞社に入社。東京、大阪の経済部で経済記事を書き、2005年に企業経営・経済政策担当の編集委員。17年に朝日新聞社を退職、Gemba Lab株式会社を設立。著書に『これからの優良企業』(PHP研究所)などがある。
経済プリズム

安井孝之の記事一覧

企業決算最高益も30年増えぬ賃金 「身の丈経営」再びで今後も賃上げは期待薄か
企業決算最高益も30年増えぬ賃金 「身の丈経営」再びで今後も賃上げは期待薄か
企業決算は4年ぶりの最高益。「失われた30年」から抜け出せるかと思ったら、ウクライナ情勢などで先行きには暗雲が漂う。いつまで賃上げのない生活を強いられるのだろうか。 AERA 2022年6月13日号の記事から紹介する。
AERA 6/9
日産ゴーン事件とイトマン、堀江貴文に共通する人間の性とは?【平成経済事件史】
日産ゴーン事件とイトマン、堀江貴文に共通する人間の性とは?【平成経済事件史】
平成の世の始まりはバブル経済の絶頂期だった。一見きらびやかな幕開けだったが、バブル経済の崩壊で一転。「失われた10年」、「20年」を経て、日本が凋落していく時代が平成だった。この30年の日本経済を、経済事件を軸にして振り返る。
安井孝之平成史
dot. 1/4
竹中平蔵氏らライザップ経営諮問委員会解散へ 結果にコミットできず
竹中平蔵氏らライザップ経営諮問委員会解散へ 結果にコミットできず
株価下落が止まらないトレーニングジム大手RIZAP(ライザップ)グループ。その経営指南役だった経営諮問委員会が12月末にいったん解散する。広告では多数の有名タレントを起用し、「結果にコミット」を切り札にして客の信用を集めていた。経営諮問委員会にも小泉改革を主導した竹中平蔵氏やコーポレートガバナンスの専門家、伊藤邦雄一橋大学名誉教授らそうそうたるメンバーが顔をそろえていたが、「結果にコミット」できなかったようだ。
dot. 12/17
ゴーン氏逮捕、解任でも結局、日産は刑事責任を取らざるを得ない
ゴーン氏逮捕、解任でも結局、日産は刑事責任を取らざるを得ない
日産自動車を再生させたカリスマ経営者、カルロス・ゴーン容疑者(日産自動車会長)が金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)で逮捕され、その評価は暗転した。「絶対権力は絶対に腐敗する」(歴史学者アクトン)の警句を絵にかいたような展開だ。なぜカリスマ経営者は道を踏みはずしたのか。またそれを日産経営陣は許したのか。
安井孝之
dot. 11/22
先が見えない時代に生きる経営者に必要なものは? 教養、そしてネガティブ・ケイパビリティ?
先が見えない時代に生きる経営者に必要なものは? 教養、そしてネガティブ・ケイパビリティ?
2018年の世界経済は混迷を深めている。米中貿易摩擦が激しくなり、超大国がぶつかり合う。中東最大の産油国でAIなどの最先端企業に多額の出資をしているサウジアラビア政府の記者殺害疑惑も浮上した。またAI技術の発展の先にどんな企業社会が待ち受けているのか。確かな解答を見つけにくい時代に会社のかじ取りを任された経営者は何を手掛かりに経営判断すべきなのだろうか。
dot. 11/8
成長の種を見逃す日本企業 山形で誕生した「帝人」に学べ
成長の種を見逃す日本企業 山形で誕生した「帝人」に学べ
大手繊維メーカーの帝人は9月末、創立100周年の記念イベントを山形県米沢市で開いた。帝人といえば本社は大阪市にあり、かつては繊維産業で栄えた大阪を地盤にした会社だと思われがちだが、そのルーツは米沢にある。今で言うなら「大学発ベンチャー」として創業し、発展したのが帝人である。
企業安井孝之
dot. 10/25
豊田章男×孫正義で何が生まれるのか?サラリーマン経営者の時代の終わりか
豊田章男×孫正義で何が生まれるのか?サラリーマン経営者の時代の終わりか
トヨタ自動車とソフトバンクの合弁会社設立のニュースを聞いて、多くのビジネスパーソンは驚いたに違いない。モノづくりを愚直に続けてきたトヨタと時代の変化を巧みに見出し、次々と業態を変えてきたソフトバンクの組み合わせ。どう考えても相性が悪いと思うのが普通だろうが、実際はかなり様子が違った。発表のあった10月4日から6日にかけて、豊田章男会長兼社長と孫正義は2回にわたり舞台に揃って上がり、息の合う様子を見せたのだ。それはなぜなのだろうか。
安井孝之
dot. 10/11
ブラックアウトでもわかった「選択と集中」は時代遅れで危険な戦略という事実
ブラックアウトでもわかった「選択と集中」は時代遅れで危険な戦略という事実
北海道全域で起きた大規模停電、ブラックアウトは日本で初めての事態だった。その原因の特定は9月21日から始まった第三者委員会の議論を待つとしても、大きな要因が苫東厚真発電所への過度な依存にあったことは指摘できる。いわゆる「選択と集中」が今回の停電で悪影響をもたらしたのだ。多くの経営者は口を開けば「選択と集中」という。だが新しい技術が次々と台頭する「大変革期」に「選択と集中」はとても危険な戦略と考えるべきなのではないか。
安井孝之
dot. 9/27
霞ヶ関が掟破りの障害者雇用“水増し” 経団連は安倍政権に活をいれるべき
霞ヶ関が掟破りの障害者雇用“水増し” 経団連は安倍政権に活をいれるべき
世の中予想もしないことが起きるものだ。森友学園問題では財務省幹部による公文書の改竄が行われ、中央官庁が集まる霞が関の27機関が法律で定められている障害者雇用の数を水増ししていた。法律を守るのが必須条件の組織がルールを破っていたとは、行政組織の根幹を揺るがす事態である。「正直、驚いた」と中西宏明・経団連会長は記者会見で語ったようだが、もっと怒りを政府にぶつけるべきだろう。
安井孝之
dot. 9/13
「寵児」イーロン・マスクの挫折 市場は常に正しいのか
「寵児」イーロン・マスクの挫折 市場は常に正しいのか
電気自動車(EV)メーカーの米テスラは2010年に米ナスダック市場に上場して以来、最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏が宇宙、EVなど新技術の未来を語り、資本市場から資金調達しては事業を拡大してきた。いわばマスク氏は「市場の寵児」だった。だがここにきて、市場離れを画策したが、結局は市場に引き戻された。マスク氏の戦略がすべて正しかったとは思わない。だが「市場」もまたいつも正しいとも思えない。
安井孝之
dot. 8/30
1 2 3
人生の後半戦こそ大冒険できる

人生の後半戦こそ大冒険できる

「人生100年時代」――。「20歳前後まで教育を受け、65歳まで働き、その後は引退して余生を楽しむ」といった3ステージの人生は、すでに過去のものになりつつあります。だからこそ、大人になってから人生後半戦にむけての第2エンジンに着火したい。AERAでは10月28日発売号(11月4日号)で特集しています。

50代からの挑戦
お金持ちの正体

お金持ちの正体

お金持ちが増えている。民間シンクタンクの調査では、資産が1億円以上の富裕層はこの10年以上、右肩上がりで、いまでは150万世帯に迫る勢いだ。いったいどんな人たちがお金持ちになっているのか。AERAでは10月21日発売号(10月28日号)で特集します。

お金持ちの正体
人気企業に強い大学

人気企業に強い大学

今春の各大学の就職状況が明らかになった。人口減による「売り手市場」が続く中、学生たちは大手企業にチャンスを見出し、安定志向が鮮明になった。「AERA10月21日号」では、2024年主要大学の大学生が、人気企業110社に就職した人数を表にまとめて掲載。官僚離れが進む東大生が選ぶ企業、理系女子が強い業界、人気企業の採用担当者インタビューまで最新の就職事情を余すことなくお伝えします。

就職に強い大学
カテゴリから探す
ニュース
「特定生殖補助医療法案」年内成立へ 精子や卵子の提供を受けることができるのは、法令婚の夫婦に限定
「特定生殖補助医療法案」年内成立へ 精子や卵子の提供を受けることができるのは、法令婚の夫婦に限定
Woman
AERA 1時間前
教育
「トイレットペーパーがセットできない!? 自作の棒で乗り越えまた一歩進化」稲垣えみ子
「トイレットペーパーがセットできない!? 自作の棒で乗り越えまた一歩進化」稲垣えみ子
稲垣えみ子
AERA 14時間前
エンタメ
変わらぬ美肌の48歳「ユンソナ」12年ぶりバラエティー復帰「韓国より日本のほうが活動しやすい」ワケ
変わらぬ美肌の48歳「ユンソナ」12年ぶりバラエティー復帰「韓国より日本のほうが活動しやすい」ワケ
ユンソナ
dot. 20時間前
スポーツ
なぜ? 不可解と物議醸した「戦力外」選手たち 功労者や、期待の若手に “予期せぬ通告”
なぜ? 不可解と物議醸した「戦力外」選手たち 功労者や、期待の若手に “予期せぬ通告”
プロ野球
dot. 14時間前
ヘルス
〈見逃し配信〉高嶋ちさ子“カラス天狗化”で露見した「ボトックス」のリスク 町医者の副業、自己注射まで…美容外科医が警鐘
〈見逃し配信〉高嶋ちさ子“カラス天狗化”で露見した「ボトックス」のリスク 町医者の副業、自己注射まで…美容外科医が警鐘
高嶋ちさ子
dot. 1時間前
ビジネス
「戦友」とアラスカの島へ再訪言葉は多く要らない 住友林業・市川晃会長
「戦友」とアラスカの島へ再訪言葉は多く要らない 住友林業・市川晃会長
トップの源流
AERA 1時間前