”獄中ノート”で再審無罪に 布川事件・桜井昌司さん死去「法治国家日本を蘇らせる闘い」 茨城県利根町布川で1967年に男性が殺害された「布川事件」で、杉山卓司さん(故人)とともに強盗殺人罪に問われ、無期懲役確定後に2011年に再審無罪を勝ち取った桜井昌司さんが、8月23日、76歳で亡くなった。筆者は週刊朝日の記者時代から、何度も桜井さんに話を聞いてきただけに、思い出はつきない。 桜井昌司布川事件 8/29
松川るい氏の“エッフェル炎上” 女性局長辞任でも鎮火せず “飛び火先”も対応に苦慮 自民党女性局のエッフェル塔写真の大炎上で、女性局長だった松川るい参院議員が辞表を出した。党本部はこれで幕引きというシナリオを描いていたようだが、SNS上ではいまだに炎上しており、さらには本人以外の関係各所にも“飛び火”しているようだ。 松川るいエッフェル塔 8/28
処理水放出に「国から見捨てられた」 原発から30キロの港で福島の漁師は力なくうなだれた 8月24日午後、東京電力は、福島第一原発敷地内のタンクに貯蔵してきた「処理水」の海洋放出を開始した。筆者は2011年の原発事故直後から現地に入り、第一原発の敷地内外で取材を重ねてきた。そのなかで、何人もの漁師や、水産関連に携わる人たちにも話を聞いてきた。処理水の放出は、ようやく復活してきた福島の漁業にとっては、足かせにもなりかねない。漁師の声を聞いた。 処理水放出 8/25
木原誠二官房副長官が“文春砲”でやつれ顔も訪米前には笑顔のわけ 注目の内閣改造は お盆も過ぎ、永田町の興味は9月の内閣改造と自民党役員人事だ。注目は「影の首相」とも呼ばれる岸田文雄首相の右腕、木原誠二官房副長官の処遇だろう。何事もなければ入閣が濃厚だったが、週刊文春のスクープ記事で一気に状況が変わってしまった。8月17日、木原氏が岸田首相の訪米に同行すると、様々な臆測を呼んだ。 木原誠二内閣改造 8/24
河村たかし名古屋市長は怒りあらわ「刑事告発します」 ビッグモーターの芝生引きはがし 一連の問題で経営刷新した中古車販売大手ビッグモーター。8月19日には和泉伸二社長が社員に向け、「誇りを持って仕事に取り組んでほしい」とビデオメッセージを送るなどしているが、街路樹が枯れていたり、芝生がはがされたり、多くの店舗で様々な問題が表に出てきている。 ビッグモーター 8/23
安倍派は新体制スタートもまた会長不在 「“高市早苗”の名前が出る時点で不安定」と専門家 自民党の最大派閥、100人を擁する安倍派(清和政策研究会)は、8月17日に総会を開き、昨年7月に安倍晋三元首相が亡くなって以降、長期間不在だった会長のポストは決めず、塩谷立会長代理が「座長」に就く新体制を敷くことを決めた。 安倍派5人衆 8/21
全国知事会は総務省の「シナリオ通り」に 霞が関に地方職員呼びつけ小池百合子知事対策 全国知事会の新会長に、宮城県の村井嘉浩知事が就くことが決まった。知事会といえば、地方自治についての政策はもちろん、国政にも大きな影響力を持つ団体だ。しかし、地方分権が叫ばれて久しい令和の時代に、総務省の思惑通りに動く“傀儡団体”と思われるような一面が、ある“内部文書”から見えてきた。 小池百合子知事霞が関 8/19
競馬に詳しすぎる贈収賄疑惑の秋本真利議員 調教師が「プロ並み」と驚いたその知識とは 前外務政務官の秋本真利衆院議員(48)=比例南関東、当選4回=が「日本風力開発」(東京都千代田区)の塚脇正幸社長(64)から約3千万円を受け取ったとされる贈収賄疑惑。そのうち約1千万円については、秋本氏が塚脇社長に対し、「馬を買いたいから出してほしい」といった要求をしていたとみられている。秋本氏の“競馬好き”は有名で、その知識は調教師もうなるほどだったという。 秋本真利 8/15
札幌遺体切断事件の父「優しい先生」には別の顔? 過去にブログで「獣には獣として」 札幌市のススキノのホテルで男性(62)の遺体が頭部を切断された状態で発見された事件で、北海道警は8月14日、札幌市厚別区の無職田村瑠奈容疑者(29)と、両親の修(59)、浩子(60)両容疑者=いずれも死体損壊容疑などで逮捕=を殺人の疑いで再逮捕した。これで親子3人全員が、殺人と遺体損壊などの容疑で逮捕となった。犯行の計画を考えたとみられている修容疑者は、医師としての評判は高かったようだが、ブログなどでは殺人を肯定するような文言をつづっており、“別の顔”も見えてきた。 札幌遺体切断事件 8/15
「政治家と仲良くなってはいけない」 追悼「現場派」総長・土肥孝治元検事総長が「現場」に寄せていたメッセージ 元検事総長の土肥孝治氏が8月1日、心不全のため亡くなった。90歳だった。記者は2020年5月、土肥氏にインタビューをしている。黒川弘務・元東京高検検事長が、「賭けマージャン」問題で辞任に追い込まれたときだった。 8/9
〈先週に読まれた記事ピックアップ〉102歳現役美容部員「何より自分のご機嫌をとる」 長生きと健康のためにいちばん大切なことは「今を楽しく」 ポーラ美容部員100歳メイク堀野智子102歳、今より元気に美しく長生き健康美容朝日新聞出版の本 6/12