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風邪じゃなくて肺がんだった! 非喫煙者も注意すべし

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週刊朝日#がん

「まさか自分が……」。がんと診断されると、多くの人がそう感じ、頭が真っ白になるだろう。死亡数が多い肺がんは、風邪と症状が似ているために見逃してしまうこともあるという。ライターの中寺暁子氏はこのように説明する。

*  *  *
 男女合わせた肺がんの死亡数は、日本人のがんによる死亡数のトップです。胃がんに比べて肺がんにかかる人は少ないですが、治りにくいために死亡数が多いのです。

 肺がんの症状は、なかなか治らない咳や血痰、呼吸時のゼーゼーという音(喘鳴)、息切れ、声のかれなどです。咳や血痰は比較的早期から症状が出ることもありますが、咳の場合は風邪などの症状と区別がつきにくいものです。なかなか治らない場合は、一度医療機関を受診しましょう。40歳以上で喫煙歴があれば、注意が必要です。

 肺がんは治りにくいとはいえ、早期に見つかれば根治も可能です。ただし、症状が必ずしも出るわけではありません。そこで40歳以上の人は年に1回、肺がん検診を受けることが推奨されています。検診の方法は、胸部X線検査と痰を顕微鏡で調べる喀痰細胞診(喫煙者のみ)です。

 たばこを吸う人は、吸わない人に対して肺がんのリスクが約4倍といわれています。ただし日本人に多い肺がんの一種「腺がん」は、非喫煙者でも発症し、女性の肺がんの7割以上を占めます。このため、たばこを吸っていない人も検診を受けることが大切なのです。

週刊朝日 2012年11月9日号


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