子宮頸がん 性経験が豊富なほどなりやすいってホント?
週刊朝日子宮頸がんの原因の95%以上は、おもに性交渉によって男性から感染するHPV(ヒトパピローマウイルス)によるものだ。そのため性経験が豊富なほど、がんの発症リスクが高まりやすいと思われがちだが、筑波大学病院産婦人科教授の吉川裕之医師は「それはまったくの間違いだ」と憤る。「確かに、1970年代にアメリカ...
子宮頸がんの原因の95%以上は、おもに性交渉によって男性から感染するHPV(ヒトパピローマウイルス)によるものだ。そのため性経験が豊富なほど、がんの発症リスクが高まりやすいと思われがちだが、筑波大学病院産婦人科教授の吉川裕之医師は「それはまったくの間違いだ」と憤る。「確かに、1970年代にアメリカ...
20代、30代で発症することが少なくない子宮頸がん。妊娠時の子宮がん検診を機に病気が発覚することもあり、深刻な選択を迫られるケースもある。 実際、子宮頸がんになったら出産をあきらめなければならないのだろうか。東北大学病院婦人科特命教授・科長の新倉仁医師は、「進行期と悪性度などによって、選択肢は異な...
「子宮頸がんの撲滅」をうたって国が勧めてきたワクチン接種(ワクチン名:サーバリックス)が、それまで健康だった若い女性たちに、激しい痛みやけいれん、歩行困難といった重い副作用を生んでいる。 接種後、異常を訴える報告が続出した。ほとんどが10代。それまでふつうに学校生活を送ってきた女の子たちだ。今年3月...
「あ、うちの子が、いる」 介護事務の仕事をしている横浜市の母親(48)は今年5月、夕食時にテレビで流れた子宮頸がんワクチン被害者の映像を見て、画面から目が離せなくなった。 びくびくと、けいれんが続く女の子の姿。「娘と全く同じ。そういえば、娘も、ワクチンを打った後からおかしくなった」。そう気づくと、シ...
今年度から子宮頸がんの予防ワクチンが定期接種となった。だが3月末からこのワクチン接種後、「体調を崩して回復しない」という訴えが相次いでいる。実際にはどんな症状がみられるのだろうか。 厚労省には、予防接種の安全性や接種後の副反応を検討する委員会(以下、検討会)がある。医薬品は市販後、医療機関と製薬メ...
世界一になった原動力はどこから? 女子サッカーの澤穂希選手が、食生活や健康について、お母さんのように慕う女優の仁科亜季子さんと対談。澤選手は女性特有の病気などにも気を付けているといい、アスリート仲間と話すこともあるという。* * *──選手同士で、女性特有の病気のこととか、検査のこととか話しま...
がんとどう向き合ったか。そこに人生が集約されてくる。10月16日発売の週刊朝日ムック「がんで『困った』ときに開く本2013」(朝日新聞出版)から、著名人の生き様をお届けする。 2011年末、診察のついでに検査を受け、子宮頸がんが見つかった女優の古村比呂さん(46)。海外での仕事が入り、環境が変わる...
婦人科がんの摘出手術後に発症することが多く、重症化すると日常生活を送るうえでも支障をきたすほど、手や足がむくむリンパ浮腫(ふしゅ)。 リンパ浮腫は、リンパ節とリンパ管が本来持っている、水分やたんぱく質などを吸い上げる機能が低下することで発症する。治療はむくみを抑える内科的な処置が有効とされてきたが...
女性特有の病気というものがある。2度のがんを経験したタレントの原千晶さんはその女性の病に悩まされた一人だ。彼女は自分の辛かった経験を、少しでも人に役立てたいと考えているという。* * * 30代で子宮頸(けい)がん、子宮体がんと、2度もがんと闘った経験を持つ原千晶さん。「子宮頸部に何かできてい...
大津市で中学2年の少年が自殺した事件では、学校や市教委のひどい対応が次々と明らかになった。そうした中で、やむにやまれず警察に駆け込む例は後を絶たない。 昨年9月、鹿児島県出水市で中学2年のB子さん(当時13)が自殺した事件も、そうした一つだ。愛する孫を失った祖父(62)が、自宅の居間で涙ながらに語...