書評『DIVE TO BANGLADESH』梶井照陰著 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

《話題の新刊 (週刊朝日)》

DIVE TO BANGLADESH 梶井照陰著

このエントリーをはてなブックマークに追加
太田サトル書評#話題の新刊

DIVE TO BANGLADESH

梶井 照陰

978-4898155059
space
amazonspace

amazon.co.jp

space

 ユニクロ、GAP、ZARA、H&M……ファストファッションの工場が立ち並ぶバングラデシュは、中国に次ぐ世界第2位の衣料品輸出国となった。

 しかしそんな縫製工場で働く労働者たちの生活は、決して恵まれた環境ではない。安価な労働力を求め、企業はこの国に進出する。労働者たちの働く場は増えたが、低賃金でスラム街に暮らす。

 ストリートチルドレン、娼婦、ポン引き、物乞い、デモ隊と向き合う警官……佐渡島の真言宗の僧侶でありながら写真家でもある著者が、6年の歳月をかけ撮影した、バングラデシュの“深部”。

 ファストファッションの慣れ親しんだイメージが強いからこそ、その陰にあるスラム街の住人たちとのコントラストは、強烈に浮き立つ。
(太田サトル)

週刊朝日  2019年10月18日号


トップにもどる 書評記事一覧

続きを読む


おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事
あわせて読みたい あわせて読みたい