書評『若い読者のためのサブカルチャー論講義録』宇野常寛著 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

《話題の新刊 (週刊朝日)》

若い読者のためのサブカルチャー論講義録 宇野常寛著

このエントリーをはてなブックマークに追加
三宅香帆書評#話題の新刊

 1978年生まれの批評家が戦後日本の主に80年代から現代に至るまでの社会情勢とサブカルチャーの関係を語った。大学での講義を元にした本ゆえに「若い読者のための」と題されているが、若者に独占させるのはもったいない。

「オタク」と「カワイイ」の戦後日本、少年マンガの終わり、宇宙戦艦ヤマトとオカルトブーム、戦後アニメーションが描いた男性性、日本的アイドルの成立と歌番組の時代など、マンガやアニメなどのサブカルチャーを通して若者が世の中をどのように捉えてきたかを解説。なぜ今、AKB48から欅坂46に流行が移っているのか?今後の日本でフィクションはどのような役割を果たすのか?などについて考える。

「古い」流行と「新しい」流行の境目を学べる本書。戦後日本の流行の系譜を知りたい人は必読だ。

週刊朝日  2018年8月10日号


トップにもどる 書評記事一覧

続きを読む


おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事
あわせて読みたい あわせて読みたい