書評『本屋という「物語」を終わらせるわけにはいかない』松本大介著 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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《話題の新刊 (週刊朝日)》

本屋という「物語」を終わらせるわけにはいかない 松本大介著

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内山菜生子書評#話題の新刊

 書店員が、自らの職業かつ職場である本屋の日々を愛情と時に自虐、冗談を交えてつづる。著者が店長を務めるのは盛岡市のさわや書店フェザン店。ヒット作を生む書店として注目され、刊行から20年以上過ぎた『思考の整理学』を、率直な感想を手書きしたポップによりベストセラーに導いた。同書の営業担当者が編集者に転じ、本書の刊行に至った。

「楽そう」と入社したが、同僚や出版社、作家とも組んで本を売るおもしろさを発見。大事件の翌日には関連する本でフェアを組む。売れないジャンルの良書を名を伏せて大々的に売り出し、話題を呼んで発表会見も開く。

 現在40歳の著者は、次世代へ本の魅力を伝えるのが使命と考える。人と本との出会いをつくるのは、今も昔も本屋だ。その信念に胸が熱くなる。

週刊朝日  2018年7月27日号


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