【快眠のための習慣4】寝る前には自分なりのリラックス方法を

 心地よい睡眠のためにも、就寝前はリラックスして過ごしましょう。読書や音楽を聴いたり、ハーブティーを飲んだりして心を落ち着かせるのもよいでしょう。また、筋肉の緊張を和らげ副交感神経を優位にするストレッチやヨガなどの柔軟体操もおすすめです。反対に、寝る直前までスマートフォンなどの明るい画面を見ていると眠りのホルモンであるメラトニンの分泌が抑制され、寝つきの悪さにつながるので注意しましょう。

【快眠のための習慣5】夜の喫煙&カフェイン摂取に注意して

 適度なお酒は、アルコールの血行促進作用で眠りを誘いますが、過度の飲酒は要注意。眠りが浅くなったり、途中で目が覚めたりと睡眠の質が低下する原因に。また、夜のタバコや覚醒作用のあるカフェインも寝つきを悪くします。夜はコーヒーや紅茶、緑茶などカフェインを含む飲み物は控えましょう。タバコに含まれるニコチンの覚醒作用は1時間程度続く(※)ため、喫煙は就寝1時間前から控えることを心がけて。
※厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針2014」参照

監修/入谷栄一先生
監修/入谷栄一先生

監修/入谷栄一(いりたに・えいいち)先生
いりたに内科クリニック院長。総合内科専門医、呼吸器専門医、アレルギー専門医。日本メディカルハーブ協会顧問。東京女子医科大学呼吸器内科非常勤講師。在宅診療や地域医療に力を入れる他、補完代替医療やハーブ、アロマに造詣が深く、全国各地で積極的に講演活動も行う。著書に『病気が消える習慣』、『キレイをつくるハーブ習慣』(経済界)など。

日本メディカルハーブ協会HP