内閣府特命担当大臣及び女性活躍担当大臣に就任したころの片山さつき議員。秋篠宮さまとの会話で「筑付」の話題が上がったという
内閣府特命担当大臣及び女性活躍担当大臣に就任したころの片山さつき議員。秋篠宮さまとの会話で「筑付」の話題が上がったという

 秋篠宮さまの会話からだけでなく、地理的な要素、交流などから悠仁さまが進学されたのも改めて自然な流れであったのでは、と片山議員は話す。

「お茶の水女子大付属や学習院とも“姉妹校”感のある学校は筑付なので、悠仁さまが進学先として選ばれたのは、とても自然な流れだと思います。ですから、私たちOB、OGはとても喜んでいますよ。しかも、うちの年代がみんな喜んでいるのは、天皇陛下とご学友の年代で、学習院とは中学・高校の6年間、定期対抗戦が年2回あって、試合でずっとお会いしているので、皇族に対してものすごくシンパシーがあるんです」

 高校時代の成績はトップだったという片山議員。

「男子生徒と女子生徒の割合が2:1で、当時の教師も生徒たちも、その比率はおかしいよねと話していましたね。その比率、意味ないよねと。今は、男女比は1:1なので、女性が圧倒的に強いそうです。私は女子で成績トップをとった初めての生徒だったんですが、今は成績上位から数えていくと、ほとんどが女子だそうです。男女共学校はほとんどそういう傾向にありますけどね……」

 片山議員の周囲も成績優秀な女子が多かったそうだ。

「クラスで女子は14人だったんですが、そのうち4~5人が医師になりました。筑波大学の推薦の中でも、医学部の推薦に5~6人いました。みんな成績が良かったですね。当時、女性は医師じゃなければ、就職先を見つけるのがなかなか厳しい時代でしたし」

 時代は違うとはいえ、優秀な生徒が集まる点において変わりはない。悠仁さまも、そんな級友たちに囲まれて高校生活を過ごすのだろうか。

 片山議員の高校時代の思い出を聞いた。

「修学旅行委員の副委員長をやったんですが、修学旅行は小グループで、個人で動いて、レポートを書けという感じでした。みんなが、『道』を外れずに無事に帰ってくるだけで大変で。隠れてたばこを吸う人がいたり、マージャンしに行ったり……(笑)。大変ではあるんですが、みんないい意味で“大人”でした」

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受験のため行事をなくすのはダサい