まだ開幕3試合終わったばかりだが、課題は山積みだ。チーム状態に違いはあるが、昨季熾烈な優勝争いを繰り広げたヤクルトに投打で力の差を感じさせられた。

「青柳晃洋、ガンケルが先発陣に戻ってくるので、小川、桐敷は救援に配置した方が良いでしょう。今年は延長12回まで実施されるので救援陣の占めるウエートが大きくなる。今の状況では厳しいのでテコ入れしないと。それより打線ですね。7番に大山を置くほど充実した戦力ではない。今更ですが、なぜ昨季退団したサンズの代わりの助っ人を補強しなかったのか…。現有戦力で得点力を上げるために打順を組み替えるべきだと思います」(スポーツ紙デスク)

 2月の春季キャンプ前日に今季限りでの退任を発表した矢野燿大監督。就任4年目で頂点に立って有終の美を飾りたいところだが、試練の幕開けとなった。2カード目の広島戦以降でどうチームを立て直すか、手腕が問われる。(大宮克治)