「マイナビ学生の窓口」(2017年9月12日配信)では、学生時代はマネージャー兼トレーナーとしてラクロス部での活動に打ち込んでいたと告白していた和久田アナ。特に、スランプやケガで悩む選手に対し、再び活躍できるまで支えることに尽力していたという。そのためには、まず信頼関係を築かなければ気持ちも伝わらないので、「どういう気持ちでラクロスに向き合っているのか」など、しっかり話を聞くことを心がけていたという。部活にもしっかり取り組み、パリピ大学生とは無縁な学生生活を送っていたようだ。

「最近の仕事ぶりでは、東京五輪の開会式の中継が印象的でした。チャイニーズタイペイとして出場する台湾の選手団が入場してきた際、はっきり『台湾です!』と言い切った力強さからも芯のある性格がうかがえます。これに感動した視聴者は多かったと思いますが、和久田アナだからこそ、より心に響いた。昨年末の『ニュースウオッチ9』では、大泉洋が自身の紅白司会について、去年と変わらずに好き勝手なスタンスでやることを表明すると、和久田アナは『“そろそろお時間です”という役目だけさせて頂きます』と返していて、やはり実直な性格なのだなと思いました」(同)

 私生活では2019年に結婚したが、相手は会社員の元箱根駅伝選手。5区の山登りを走ったこともある選手だと報じられている。アナウンサーが好む芸能人や野球選手、実業家ではなく、一般人の元アスリートを伴侶に選んだところも好印象アップにつながっていそうだ。

芸能評論家の三杉武氏は、今回の人事についてこう述べる。

「今後しばらくは特集番組の司会やナレーションを担当することになりそうですが、和久田アナは結婚直後から『ニュースウオッチ9』をはじめ、東京五輪の関連番組や紅白など、すべてメインとしてフル稼働していました。今回の人事は、私生活の充実を図る時間を上層部が与えたということでしょう。NHKサイドとしてはかつてのエース・有働由美子アナのように長く活躍してもらいたいし、辞めてほしくないという思いもあり、かなり気を使っているのではないでしょうか。露出が減るのは残念ですが、動物番組の『ダーウィンが来た!』をはじめ、ナレーションや語りでもその実力を発揮していただけに、キャスターとはまた違った活躍にも期待したいところです」

「わくまゆ」には、まだまだ活躍してほしいと望んでいる人が多いはずだ。(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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