頑張って店を経営したり、朝から晩まで働く人たちが、万引によってどれほど大変な状況に追い込まれ悔しい思いをしているか。気持ちは察するに余りある。過去に犯人とされる写真を店舗内に掲示した静岡県の雑貨店では、「警察に行けと言う人もいますが、解決してくれると本気で思っているんでしょうか。警察だって忙しいから万引程度の事件をそうそう扱ってはくれない。自分で店を守るしかないんですよ」と本音を漏らす。

 ただ、長谷川弁護士の言葉通り、感情的になり過ぎるとさまざまなリスクが生じることも、また現実である。(AERAdot.編集部・國府田英之)

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國府田英之

國府田英之

1976年生まれ。全国紙の記者を経て2010年からフリーランスに。週刊誌記者やポータルサイトのニュースデスクなどを転々とする。家族の介護で離職し、しばらく無職で過ごしたのち20年秋からAERAdot.記者に。テーマは「社会」。どんなできごとも社会です。

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