「張継科は卓球コーチだった父の指導の下、5歳から卓球を始め15歳から中国卓球代表選手として活躍してきました。2012年ロンドン五輪では男子シングルス・団体で金メダルを獲得、2016年リオ五輪でも男子団体で金メダルを獲得しています。世界卓球選手権ではシングルス・団体合わせ7個の金メダルを獲得するなど、中国を代表するトップ選手です。またイケメンアスリートとしても有名で、日本の芸能人で言えば竹内涼真さんに似た甘いルックスを持ち、過去には中国の人気女優・景甜との交際報道もありました。中国卓球界一のインフルエンサーでもあり、若い女性たちから人気が高い。幼少期から共に卓球の英才教育を受け、国家を代表する世界レベルの選手へと上り詰めた2人に運命的な縁があったわけですから、中国ではそれは大きな話題になっています」

■元夫と子どもたちとは距離が…

 広瀬氏によると、今回のエピソードの“主役”であるクッキーには、ある裏話があるという。

「福原が張選手にあげたクッキーは『白い恋人』だったんです。2016年のリオ五輪で、福原に勝った中国代表の李暁霞選手は『愛ちゃんは張ばっかりに白い恋人をあげたからね。自分でも食べれば勝てたのに』とジョークを言ったことは中国で当時、大きく報じられました」(広瀬氏)

 一方で、離婚後の福原は家族との距離は開いてしまっているようだ。離婚直後は子どもは「共同親権」と発表されたが、現実には元夫・江宏傑選手が主に子どもたちの面倒を見ているようだ。前掲のインタビューと時を同じくして、江選手は自身のインスタに4歳長女と2歳長男と共に訪れたテーマパークで仲良く遊ぶ姿や、運動会での様子を相次いで公開。コメント欄には「パパ頑張って」「(娘は)愛ちゃんにそっくり」との声も上がった。ただ、父と子どもたちが仲むつまじい姿を投稿し続ける姿は、福原へのあてつけのようにも見える。

 中国事情に詳しいジャーナリストの周来友氏は、福原の今後の活動に関してこう語る。

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福原は中国で「かわいい磁器のお人形さん」