DeNAでの在籍期間は非常に短いものとなったが、攻守に高レベルの潜在能力を感じさせたグリエル。鳴り物入りで来日した当時の“わくわく感”を覚えているファンは今も多いのではないか。日本ではその実力の一端しか見ることができなかったが、今年のメジャーでの活躍がいかに凄い選手だったのかを証明している。

 古くは大洋時代のジョン・シピン、クリート・ボイヤー、横浜時代のロバート・ローズなど、強打で守備もうまい内野手を数多く見つけ出してきた球団。その中でも「グリエルが史上最強」と言われるほどに能力がずば抜けていたのは間違いないだろう。2022年も引き続きアストロズでプレーすることが決まっているが、アラフォー”となっても衰えない技術を来年も見せてくれるのか。大谷翔平などの活躍とともに来季も日本人の野球ファンは目が離せない存在だ。