急成長の「無人冷凍餃子」なぜ盗まれない? 販売元が明かす「料金箱」のひと工夫とは (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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急成長の「無人冷凍餃子」なぜ盗まれない? 販売元が明かす「料金箱」のひと工夫とは

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無人餃子販売所「餃子の雪松」の店内(撮影/岩下明日香)

無人餃子販売所「餃子の雪松」の店内(撮影/岩下明日香)

賽銭箱を模した料金箱(撮影/岩下明日香)

賽銭箱を模した料金箱(撮影/岩下明日香)

餃子の雪松中野店(撮影/岩下明日香)

餃子の雪松中野店(撮影/岩下明日香)

販売されている冷凍餃子(撮影/編集部)

販売されている冷凍餃子(撮影/編集部)

 無人販売といえば野菜が定番だが、最近、24時間営業の「無人冷凍餃子」直売所が各地に登場している。備え付けの冷凍庫に入っている餃子を客が取り出し、料金箱にお金を入れて買っていくシステムだ。なぜ令和の時代に昔ながらの「無人販売」なのか。盗まれたりはしないのだろうか――。販売元に聞いてみた。

【写真】「餃子の雪松」の店舗にある料金箱はこちら

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 冷凍餃子直売所を全国に設置するのは「餃子の雪松」。2018年9月に1号店をオープンして以降急拡大しており、現在、関東、中部地方を中心に140店舗以上を展開している。

 神奈川県内の店舗をよく利用しているという40代男性はこう話す。

「コロナで家族で外食をする機会が減ったので、休日の夕飯用に買っています。餃子は子どもたちも好きなメニューだし手間もかからないので、重宝しています。無人で人と接触しなくていいのも、コロナのいまはありがたいですね」

 ある土曜の夕方、記者が東京・中野にある店舗を覗いてみると、女性客が手ぶらで佇んでいる。「全部売り切れちゃってないのよぉ。小田急線に乗ってわざわざ来たのに、残念だわぁ」と嘆きながら、空の冷凍庫の前から立ち去っていった。この前日にテレビで紹介されたためか、餃子はすでに売り切れ。その後も子どもの手を引いた父親が入ってくるなど、店舗には引っ切りなしに客が立ち寄っていた。

 この餃子は、昭和15年(1940年)に群馬県水上村(現、みなかみ町)で創業した「お食事処 雪松」の餃子が発祥だ。三代目の店主・松井茂さんが継承してきた餃子をより多くの人に手軽に嗜んでほしいという思いから、おいの長谷川保さんが社長を務める会社「YES」(東京都国分寺市)が冷凍餃子として味を再現することにしたという。

 社長とともに商品開発にかかわった、同社マーケティング部長の高野内謙伍さんはこう語る。

「みなかみにある『雪松』は80年も続く老舗で、餃子を目当てに遠くから足しげく通うお客さんがたくさんいる。芸能人やスポーツ選手にもファンが多いんです」


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