サンシャイン池崎(C)朝日新聞社
サンシャイン池崎(C)朝日新聞社

 SNSや動画配信が進化し、テレビやラジオ、舞台以外にも活躍の場が広がっているお笑い芸人。特に昨年のコロナ禍以降は、芸人たちのYouTubeチャンネルが注目を集め、様々なメディアで取り上げられることもしばしば。テレビではなかなかお目にかからないが、YouTubeでは人気を誇るお笑い芸人も少なくない。

【写真】くりぃむ上田に「天才」と言われながら25年間パッとしなかったのはこの人!

 最近で言えばサンシャイン池崎(39)もその一人だろう。タンクトップにはちまきをつけた姿で、大声で叫ぶ自己紹介ネタで知られる池崎。その一発屋臭が漂う芸風ゆえ、ブレイクした頃に比べると露出は少なくなっている。一方、自身のYouTube「サンシャイン池崎の超・空前絶後超絶怒涛のギャラクシーちゃんねる極」のチャンネル登録者数が15.8万人(2021年2月9日現在)。さらに、飼いの「風神」「雷神」の動画を投稿する「ふうちゃんらいちゃんねる」のチャンネル登録者数が19.2万人(同)と、一発屋というイメージもありながらも、しっかりした支持層があるのだ。

「ハイテンションなキャラとは裏腹な人柄や背景が浸透し、好感を呼んでいるところがあります。そもそも、国立の大分大学工学部卒でインテリなんです。また、先日バラエティ番組で話していましたが、5年前まで生命保険の電話営業のアルバイトをやっていて、なんと営業成績が1000人中2位だったとか。そして、料理上手という一面も。時々、自身のツイッターにタコライスやロールキャベツ、ガパオライスなど色々な手料理画像をアップするのですが、どれも美味しそうな出来ばえで、ファンから称賛されています。そんな、お笑い以外での有能、多才ぶりもひかれる要素でしょう」(テレビ情報誌の編集者)

 また、お笑い以外で言えば、「猫好き」という一面も浸透してきている。元々、池崎の2匹の愛猫は保護猫で、チャンネル開設した際、動画で得た収益を動物保護活動団体に寄付することを発表。実際、2月5日に公開された動画では、NPO法人「猫の森」に保護猫活動資金として112万1706円を寄付したことを報告していた。これは、同チャンネルを開設してからの全ての収益にあたるという。

著者プロフィールを見る
丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

丸山ひろしの記事一覧はこちら
次のページ
なぜ保護猫を飼う?の答えにも猫好きが伝わる