「今年変わらなかったら…」阪神・藤浪晋太郎の“勝負のシーズン”が幕を開けた (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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「今年変わらなかったら…」阪神・藤浪晋太郎の“勝負のシーズン”が幕を開けた

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復活が期待される阪神の藤浪晋太郎 (c)朝日新聞社

復活が期待される阪神の藤浪晋太郎 (c)朝日新聞社

 阪神・藤浪晋太郎が甲子園に戻ってきた。

 グラウンド外で多くの話題を振りまいてきた右腕は、2軍で調整を重ねてきた。新型コロナウイルスの影響でNPB自体が6月19日スタートとはいえ、7月まで今季1軍初登板は待たされた。登板日が決定すると周囲は騒がしくなり、7月23日の広島戦を迎えた。

「藤浪の話題で持ちきりでした」

 記者席は異様な熱気に包まれていた、と阪神担当記者は証言する。

「コロナウイルスの問題もあって、今年は取材に制限がある。そのためマスコミ各社は取材規模が通常より縮小している。それが昨年までと同じくらいの規模になっていた。ここまで色々な面で話題を振りまいてきたので、注目度は高かった」

 時間経過とともに縮まってきたが、選手とマスコミの距離は従来のようにはいかない。『ぶら下がり』と呼ばれる選手、関係者個々への直接取材、接触は禁止。コメント取りなどもZoomなどを使用した、オンラインでの会話に制限されている。人海戦術はできなくなったため、各社とも現場取材の人数を減らしていた。それが23日の甲子園は昨年までのような光景が見られた。

「対戦相手が広島だったのも注目度を高めた」

 阪神担当記者は、『みそぎ登板』が因縁の相手になったのも大きい、と続ける。

「藤浪がイップスになったのは、(試合中の危険な投球をめぐって)黒田博樹に一喝されたのが原因だとも言われている。それ以来、周囲が騒ぐのもあって広島戦には過剰なほど注目が集まる。その中での登板ということで、本人も心に期するものがあったのではないでしょうか」

 15年4月25日、バントの構えをする黒田に対して、藤浪は2球続けて身体に近い球を投げた。これに対して黒田は怒りを露わにしてマウンドに歩み寄って怒鳴りつけた。

 これが根本的な原因ではあるかは定かではないが、藤浪の投球は15年シーズンを境に悪化していった。右打者に対して抜ける球が増え、たびたび死球を与えるようになった。内容、結果とも右肩下がりで、昨年はプロ入り以来初となる無勝利に終わった。

「阪神首脳陣は、何とかして藤浪を再生させようと考えている。広島相手に好投することが、最初の一歩につながる、自信が生まれる、と考えたのではないか」


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