ダルビッシュ有の日本復帰はあるのか?(写真/gettyimages)
ダルビッシュ有の日本復帰はあるのか?(写真/gettyimages)

 ダルビッシュ有(シカゴ・カブス)が熱い。

【写真】イチローが「本当の天才」と言った男とは?

 Youtube等のSNSで自ら情報発信をおこなうのはもちろん、各界著名人のツイッターなどにも積極的に反応。ダルが関わった投稿がトレンド上位になるほどで、反響の大きさは今や社会現象になりつつある。

「シェンロンが一つ願いこと叶えてあげるって言ってきたら迷いなくこのコーナーを消してくださいと言う。」(19年7月28日、ダルビッシュのツイッター)

 TBS系『サンデーモーニング』内での張本勲氏発言に対しての『つぶやき』が、大きく取り上げられた。岩手・大船渡高の佐々木朗希(現ロッテ)が地方大会決勝戦で登板回避したことについて、張本氏は「最近のスポーツ界でこれが一番残念」とコメント。これに対してダルビッシュは素早く反応した。

「吉本問題(闇営業絡み)の時などもそうだったが、ダルはリアルタイムにつぶやいてきた。最近は様々な社会問題にも積極的にコメントするため、野球ファンのみならず世間一般からも反響がある。今やSNS界を代表するご意見番ではないか」(メジャーリーグ取材記者)

 ダルビッシュは12年に日本ハムからテキサス・レンジャーズに移籍。17年途中にロサンゼルス・ドジャースへトレードされると、同年のワールドシリーズ進出に貢献した。18年にはカブスと6年総額1億2600万ドル(現在のレートで約136億円)の大型契約を結んだが、1年目は故障もあり1勝に終わった。

 しかし周囲の期待は変わらず大きい。19年開幕前には、『チームが望んでいたものとはかけ離れているが、まだ長い時間は残されている選手」とMLB公式サイトで取り上げられた。同年には6勝8敗の成績に終わったが、後半戦ではリーグ屈指の投球内容をみせ、大きな可能性を感じさせた。

 本職の野球でもダルビッシュに対して熱視線が注がれている。

「(昨年の序盤は)打線が得点してもすぐに失点する不安定な投球が目立った。カブスファンは熱狂的で有名なので、ブーイングも日に日に大きくなっていた。しかし後半はそういった外野の声を黙らせる快投。今後に大きな希望を感じさせ、今ではエース扱いされている」(MLBに詳しいスポーツライター)

次のページ
ダルはキャリアを日本で終えたい?