人気先行型のアナウンサーではなく、大下アナの実力は誰もが認めている。(写真/時事)
人気先行型のアナウンサーではなく、大下アナの実力は誰もが認めている。(写真/時事)

<テレ朝大下アナ、現役女性アナ初の役員待遇に>(サンスポ・コム 5月15日付)

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 6月26日付でテレビ朝日の大下容子アナウンサー(50)がエグゼクティブアナウンサーとなることが発表され、話題となっている。大下アナはアナウンス部では課長待遇だとされている。そこから一気に役員待遇となる異例の抜擢人事だけに注目が集まった。

「今回の人事ではドラマ『ドクターX』を手がけた内山聖子プロデューサーや『アメトーーク!』などヒット番組を連発する加地倫三プロデューサーが役員待遇となりました。ポイントは局への貢献度と役員の若返りだと言われています。結果を残した人間が昇格すれば社内も納得感が高く、対外的にもアピールしやすい。なかでも特に目を引いたのが大下アナの昇格です。今後もキャスターを続ける予定ですが、現役の女性アナウンサーが役員なった例は無いと言われており、驚きの声があがっています」(芸能記者)

 テレ朝のアナウンス部では女性最年長とキャリアは十分の大下アナ。ソフトな語り口と親しみやすいキャラクターでファンも多いが、元NHK有働由美子アナをはじめ同年代で活躍している個性派キャスターらと比べると、やや地味な印象も否めない。これまでの実績を見ても、その実力が開花したのは30歳を過ぎてから。かつてささやかれた女性アナウンサーの「30歳定年説」などからみれば、遅咲きのアナウンサーといえるかもしれない。

「テレ朝入社は1993年で、同期は政界に転身した丸川珠代参議院議員。後輩には『ミュージックステーション』などで活躍した下平さやかアナら逸材も多く、しばらく局内では埋没気味でした。しかし、その後『ワイド!スクランブル』のキャスターに起用され、トークが本職でない俳優の大和田獏やクセのあるコメンテーター陣を仕切ったことで頭角を現しました。必要以上に前に出ることはありませんが、しっかりと存在感を感じさせる。今では“仕事のできるアナ”としての評価が固まりました」(女子アナウオッチャー)

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香取慎吾も信頼する安定力