投球間隔が「超絶長い投手」の行く末は… 時短求められる中で“絶滅”か (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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投球間隔が「超絶長い投手」の行く末は… 時短求められる中で“絶滅”か

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ソフトバンク、巨人でプレーした森福允彦 (c)朝日新聞社

ソフトバンク、巨人でプレーした森福允彦 (c)朝日新聞社

 時代が変わればルールも変わる。海の向こうのメジャーリーグでは新型コロナウイルスの影響で未だ開幕の時期が不透明だが、試合時間の短縮を目的として、今季から投手のワンポイント起用が禁止になる。この新ルールに対する是非はあるが、野球の試合時間短縮を追求する流れは今後も続き、日本球界ももちろん例外ではない。その中で求められるのは投球間隔が短い、いわゆる“テンポの良い”投手であるが、その一方で、投球間隔の長さが特徴のピッチャーもいる。

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 有名なのが、森福允彦だろう。ソフトバンク時代に左の中継ぎ、ワンポイントとして大活躍した男だが、1球を投じるまでの時間は実にゆっくり。じっくりと捕手とのサインを決めた後、右足を軽く上げた後に足場を固めるように踏み込んだ後、そこで数秒間の“間”を作ってから、右足をゆっくりと上げ、腰をひねりながら投球モーションに入る。このルーティーンが、よく言えば「優雅」であるが、どうしても時間がかかって「遅い!」と言われても仕方がなかった。

 この“森福の1球”に関しては多くのところで“ネタ”にされており、動画サイトYouTubeでは「森福が1球投げる間に出来る事」という動画も作成され、そこではテンポの良さが特徴である牧田和久の投球間隔が10秒53だったのに対して、森福は44秒58。森福が1球投げる間に牧田は3球を投じ、青木宣親はランニングホームランを3本打ち、陸上のジャマイカチームが「4×100メートルリレー」でゴールし、ファミコンソフト「スーパーマリオブラザーズ」で1-1面をクリアでき、水が沸騰するとも言われている。

 その森福と同じく、ソフトバンクから巨人へと移籍した杉内俊哉も、特徴的なルーティーンによって投球間隔が長い投手だった。投球フォーム自体がゆったりとした脱力感に溢れていたが、そこに入るまでに左腕を真上に上げる動作が入った。本人曰く、血行障害になったこともあって「指先にたまった血液を下げるイメージ」というが、投球間隔は必然的に長くなっていた。


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