健気なお母さんのイメージから一転しまった小倉優子。(C)朝日新聞社
健気なお母さんのイメージから一転しまった小倉優子。(C)朝日新聞社
さばさばした雰囲気と家庭的なギャップでママタレ評価が急上昇のSHELLY(右)。(C)朝日新聞社
さばさばした雰囲気と家庭的なギャップでママタレ評価が急上昇のSHELLY(右)。(C)朝日新聞社

 「ママタレ」というジャンルが芸能界に生まれたのは、おそらく昭和にまでさかのぼるのだろう。

【写真】ママタレとしても評価が高い「大食い女王」

 ブログやSNSが日常的に利用されるようになってからは、「好きなママタレランキング」「ママタレ好感度ランキング」なども常設され、バラエティー番組や雑誌などでも「ママタレ」枠があるのかと思うほど、ママタレントが登場する。

「ママタレといえば、子育て料理も一生懸命にこなし、夫のサポートもあり夫婦円満、それでいてどこか抜けていておちゃめな面もあるけど、基本的にかわいらしい。そんなイメージがあります。でもその中でもセレブ系と庶民系に分類され、ここ数年はママタレも飽和状態です」

 そう話すのは芸能リポーターの川内天子さんだ。

 そんなママタレの中でも好感度抜群の最強ママタレと言われていた小倉優子(36)に襲いかかった別居報道。2年前に交際約半年で歯科医の夫と再婚したが、その1年後には別居状態にあることが明らかになった。

「あれほど幸せオーラ全開だった彼女が実はそんな悲惨な状況だったとは、これまでのママタレのイメージは跡形もなくなりました。すでに別居から4カ月になりますが、小倉にとっては厳しい状況が続いているようです」(女性誌記者)

 別居騒動前は豪華な手料理をインスタに投稿していたが、実際には仕事から帰った夫が小倉に食事がないことを指摘した結果、「人間が小さい!」と罵倒されたと報じられた。さらに、不倫をした前夫がキャバクラで小倉の料理を「マズい」と暴露していたという記事もあった。真偽は別としても、こうした料理上手や穏やかな性格が「真逆」だったことが疑われると、ママタレとしては致命的なイメージダウンとなる。

 仮に離婚に至った場合は、以前のような“けなげに子どもを育てるシンママ・ゆうこりん”のイメージを再び回復できるかどうかは微妙なところだ。

「離婚によってママタレとしてのイメージがダウンする人と、逆にシンママとして幅広い層から共感を得るママタレもいます」(川内さん)

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宮本エミ

宮本エミ

芸能ジャーナリスト。新聞社、通信社を経て、Webメディア、週刊誌などで芸能、スポーツを中心に執筆中。

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離婚して好感度が上がった「セレブ系」タレント